糖尿病の合併症と治療について

糖尿病の原因

糖尿病の人は最近とても増えています。
食べ物も豊富にある現代ですから、油断をするとすぐになる、その可能性は誰にでもあります。

忙しい生活に追われていますから、普段の生活の中で運動に注意をしている人もないです。
糖尿病の知識を持っているだけで、予防につながることもあります。

口から入った糖が、体の中でエネルギーとして使用される仕組みを糖代謝と言います。

膵臓から分泌されるインシュリンの量が減ると、糖代謝のシステムがうまく働かなくなります。
その為にブドウ糖が血液中に増えます。

血液中のブドウ糖を血糖と言い、その濃度を血糖値と言います。
血糖値の高い状態が続くことを糖尿病と言います。

糖尿病の症状

①尿の回数や量が増える。
②喉が渇く。
③食べているのに痩せる。
④体がだるい、疲れやすい。

糖尿病の合併症

①糖尿病性腎症
 腎臓の尿を作る機能が衰え、
 身体の老廃物が除去できなくなる病気です。
②糖尿病性網膜症
 目の網膜に障害が起こり、視力が悪くなり失明する
 恐れがある病気です。
③糖尿病性神経障害
 末梢神経に障害が起こり、手足の感覚が鈍くなったり、
 しびれや痛みが起こります。
④その他の糖尿病の合併症
 動脈硬化
 歯周病
 認知症
 感染症

糖尿病の治療

①食事療法。
適正な食事量を守ってエネルギーをコントロールする。
栄養バランスの良い食事をする。
 ・必要な栄養を過不足なくとる。
 ・たんぱくと脂質、炭水化物のバランスを意識して摂取する。
 ・食物繊維を意識してたっぷりと摂る

 ・必要な食品を選択して摂取する。
 ・一日3食を規則正しくほぼ均等に摂取する。
 ・品数の多い献立にして、15分以上かけてゆっくり摂取する。
 ・間食やお酒を控える。


②運動療法。

 ・運動をすると、ブドウ糖と脂肪の消費量が増え血糖値が下がります。
 ・インシュリン抵抗性が改善し、
  ブドウ糖が筋肉に取り込まれやすくなります。
 ・エネルギー摂取量と消費量のバランスが良くなり体重が減ります。
 ・加齢や運動不足によって筋肉量が減るのを防ぎます。
 ・骨粗しょう症の予防効果もあります。

 ・血圧を下げたり、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
 ・運動機能や心肺機能が向上します。
 ・気分転換になります。
 ・体が変わることで、毎日を気持ちよく過ごすことが出来ます。
 ・食後30分から1時間後の運動が効果的です。

③薬物療法。
 ・ビグアナイド薬とは、肝臓で新しく糖がつくられるのを抑えたり、
  腸管からのブドウ糖の吸収を抑える薬。

 ・チアゾリジン薬とは、筋肉や脂肪でブドウ糖が使われやすくする薬。
 ・α―グルコシダーゼ阻害薬とは、腸管に働き、糖をブドウ糖に変える
  消化酵素の働きを抑えて、食事でとった糖の吸収を遅らせる薬。

 ・インクレチン関連薬とは、膵臓の細胞に働き、必要に応じて
  インスリンの分泌を促すインクレチンを膵臓に届ける働きをする薬。

 ・スルフォニル尿素薬とは、膵臓の細胞に働き、
  インスリンの分泌を促す薬。
 ・グリニド薬とは、膵臓の細胞に働いて、インスリンの分泌を促す薬。
  飲んですぐに聞き始め、早く消失する。

糖尿病患者さんが多い

糖尿病の人は、そうでない人よりも認知症になる確率が4割も高いという。
それにしても、最近は糖尿病の患者さんが本当に多く入院している。


口から栄養を摂ることが出来ない人で、胃ろうから栄養を摂っていない人が中心静脈栄養をしている。

50人ほど入院している患者さんの内、糖尿病の患者さんが30人ほどいるが、そのうちの8人が点滴内にインシュリンを入れている。

また、血糖測定も患者さんの糖尿病の度合いに合わせて行っている。
血糖値に合わせてその都度インシュリン量を変えて注射している患者さんもいる。

糖尿病患者さんの血糖値管理

毎日血糖を測定している人や、3日おきに血糖を測定している人、1週間に1回血糖を測定している人などがいる。

糖尿病だけの疾患で入院しているのではなく、必ずほかの疾患名がついているのだ。

糖尿病の患者さんは認知症になりやすい

糖尿病は合併症の多い病気で、それらの疾患は糖尿病のせいでなかなか治癒や軽快しないのだ。

糖尿病のお蔭で小さな傷もなかなか治らず、かえって悪化したりする。

心臓や高血圧、動脈硬化や壊死など合併症が多いが、認知症の発症リスクも高めるとは本当に怖い病気だ。

糖尿病が認知症を合併する理由

糖尿病の患者さんは、
認知症の発症リスクが高いという報告があります。

アルツハイマー型では2倍、脳血管性では3倍にもなると言います。
脳の中のアミロイドβという蛋白質が、
認知症の要因と考えられています。

糖尿病は、血中のインスリン濃度が変化することで、
アミロイドβの蓄積や分解に影響を与えることが推測されます。

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