気管吸引時の注意点。



 吸引カテーテルは陰圧を掛けながら挿入してはいけない。


・ 肺胞の虚脱や低酸素の危険性があるので、
  陰圧を掛けながらの吸引カテーテル挿入は不要です。

・ 吸引カテーテルの挿入時、吸引カテーテルの先端が
  気管分岐部に当たったら、少し引いてから陰圧をかける。

・ 気管吸引で推奨される吸引圧は、
  最大で20KPA(150mmHg)で、1回の吸引時間は10秒以内、
  1回の挿入開始から終了までの時間は15秒以内です。

 気管吸引時、「吸引カテーテルは回転させない」


  「上下にピストン運動はしない」。

・ 気管吸引操作中に、吸引カテーテルを回したり、
  上下にピストン運動させることで、
  吸引量が増えるというエビデンスはありません。

・ 開放式気管吸引カテーテルの場合:
  上下のピストン運動は、カテーテル先端による
  気管損傷の恐れがあります。

・ 閉鎖式気管吸引カテーテルの場合:
  閉鎖式気管吸引カテーテルを回しながらの吸引は、
  スリーブの破損を起こす。



■  気管吸引時の手袋は滅菌でなくても良い。

・ 清潔な未滅菌手袋よりも、滅菌手袋を使用する方が
  感染を予防できるというエビデンスは、現在のところありません。

・ 未滅菌手袋は、箱に入った状態で、水やほこりなどで
  箱の中の手袋が汚染しない場所に置かれていること、
  箱から取り出す際は手指衛生を行うことが重要です。

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