コレステロールを調節し血管を若返らせる

一般的にコレステロールは、体に良くない影響を与える悪いものという印象が強いです。

コレステロールは細胞膜やホルモンの材料になるなど、体には欠かせない栄養素の一つです。

善玉コレステロール、悪玉コレステロールと分けて呼ばれますが、元は同じものです。

肝臓で合成されたコレステロールは細胞まで配達されます。これは悪玉コレステロールと呼ばれます。

 

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善玉と悪玉コレステロールの違いは?

細胞で古くなったコレステロールは肝臓へ回収されます。これは善玉コレステロールと呼ばれます。

配達されるコレステロールが多すぎると、血管内で渋滞が起きます。

細胞に配達される前にコレステロールは血管内に破棄されるので、コレステロール値が上がります。

つまり、配達されるコレステロールと回収されるコレステロールのバランスが取れていると問題はないのです。

 

動脈硬化は治る?

配達されすぎたコレステロールが血管壁に入り込むと、それを掃除するマクロファージが出動します。

コレステロールを食べますが、食べ過ぎたマクロファージの残骸が血管壁にたまり、プラークができます。(※これが動脈硬化)

今までは一度できたプラークは小さくなることはないと考えられていました。

ところが最先端技術で血管を調べ、プラークが小さくなることがわかりました。

(※狭心症を発症した人の血管の画像によると、1年半後にはプラークが小さくなっていたのです)

プラークを小さくする働きをしているのが、善玉コレステロールだったのです。

HDL(善玉)コレステロールは細胞からだけでなく、プラーク内のコレステロールの回収もしていたのです。

プラークが小さくなるということは、動脈硬化は改善するということです。

 

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有酸素運動で善玉コレステロールを増やす

これまで治らないとされていた動脈硬化がHDLコレステロールの働きで改善することがわかりました。

HDLコレステロールを増やして、血管を若返らせることができます。

ある女子大生グループのHDLコレステロールを調べると、同世代よりも30%以上多いことがわかりました。

彼女たちのしていたのは陸上競技でランニングでした。

HDLコレステロールを増やしていたのは有酸素運動だったのです。

走らなくてもウオーキングで効果は十分です。

1日の歩数が多いほどHDLコレステロール値も高くなります。

 

女性の血管年齢は男性より若い

ある60歳代の夫婦のLDLコレステロール値の結果では、妻のほうが高かったのです。

しかしエコーで血管を調べると夫のほうが動脈硬化が進んでいました。

動脈硬化の進行は、男女で大きな差が生じます。

女性ホルモンに血管を保護する働きがあります。

女性の場合は、その効果が閉経後にも影響を及ぼし、女性の欠陥は比較的若く保たれています。

一般的に、男性よりも女性のほうが血管年齢は10歳くらい若いといわれています。

 

まとめ

女性の血管年齢は男性よりも10歳ほど若いので、コレステロール値に対してはそれほど敏感になることはないようです。

悪玉と善玉のバランスがとれていれば、問題がないのですから、悪玉が多くならないように善玉を増やすことを意識すれば、問題は起きないということになります。

善玉を増やすためには、有酸素運動です。

毎日ウオーキングをすれば悪玉は増えず、動脈硬化にもならないことです。

動脈硬化がどれくらい進んでいるかを知りたいときには、LDLとHDLの比率をみることで進行具合を予測できます。

LDL子レステロル値÷HDLコレステロール値が、2,5以上であれば、その可能性が高いということだそうです。それ以下であれば安心です。(※テレビの健康番組から)

 

 

参考資料:ためしてガッテン