消化管出血の看護目標
- 冷静な観察と正確な判断に基づく対応を行い、
患者の安全と安楽を図る。
消化管出血の観察事項(OーP)
- ショック症状の有無:めまい、立ちくらみ、皮膚の冷感、意識状態など。
- 吐血か下血か(喀血との相違)
- 吐出物・排泄物の性状。
- 出血の色(鮮紅色、暗赤色)
- 排便との関係、腹痛の有無。
- 抗生物質の服用の有無、心疾患・動脈硬化症の既往の有無。小腸内視鏡検査の既往有無
- 消化管疾患・肝疾患・血液疾患・アレルギー疾患
- 飲酒歴の有無。
消化管出血の援助事項(TーP)
- 不安の除去。
- 苦痛の緩和。
- 誤飲の防止の為、側臥位をとる。
- 患者自身から、情報が得られない時 付き添いとのコンタクトをとる。
- 保温に努める。
- 必要時排泄の介助。
- 環境整備。
- 治療処置の介助。
消化管出血の指導事項(EーP)
- 症状、診断、治療方針など医師から患者・家族に十分説明を受けてもらい、
分からないことがあれば看護師に伝えるように説明する
参考資料:患者参画型看護計画