黄疸患者の看護目標
1 黄疸や随伴症状の出現に伴う苦痛の緩和を図る。
2 安静療法や食事療法などの治療を自ら行うことが
出来るように援助する。
黄疸患者の観察事項(OーP)
1 黄疸の部位と程度。
2 黄染の随伴症状(掻痒感、全身倦怠感、食欲不振など)
の有無と程度。
3 実施されている治療内容の効果。
4 検査データ。
黄疸患者の援助事項(TーP)
1 安静の保持。
2 食事療法。
① 肝庇護食(高カロリー、高たんぱく、高ビタミン)を促す。
良質脂肪の選択。
② 水分、塩分制限を促す。
③ 禁煙を促す。
3 皮膚・粘膜の保清と保護。
① 掻痒感がある時は、2%重曹水などを塗布する。
② 清潔でやわらかい衣服、寝具の選択をする。
③ 口腔や鼻腔などの粘膜や皮膚の清潔と保護。
4 不安の除去。
5 便通の調整。
① 便意の抑制を避け、便通を整える。
② 医師の指示薬を使用する。
③ 便秘を予防する食事や腹部マッサージの施行を促す。
6 環境整備。
① 室温と湿度の調整。
② 衣類や掛物の調整。
黄疸患者の指導事項(EーP)
1 安静の必要性を説明する。
2 食事療法嗜好品について制限・禁止について説明する。
3 皮膚粘膜の保護について説明する。
4 便通調整の必要性と方法について説明する。
参考資料:患者参画型看護計画。
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