腹圧性尿失禁の看護計画

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腹圧性尿失禁の 患者目標

・ 腹圧性尿失禁が減少する、あるいはなくなる。
・ 尿失禁の原因と治療が必要な理由を説明する。

 

腹圧性尿失禁の要因

 加齢に伴う筋肉の緊張の消失。
・ 女性ホルモンの低下に続発する骨盤筋の筋力と
  支持構造の退行性変化。
・ 肥満や妊娠に続発する腹腔内圧の上昇と骨盤筋の筋力低下。
・ 先天性尿路異常に続発する膀胱排出口の機能不全。
・ 出産に続発する骨盤筋の筋力と支持構造の低下。

 

腹圧性尿失禁の観察計画(OーP)

① 失禁の発症時期。
② 尿失禁の頻度、回数。
③ 失禁の程度、量。
④ 臭気、尿の性状。
⑤ 排尿状態(尿回数、排尿困難、残尿感の有無など)
⑥ 膀胱不快感の有無。
⑦ いつ失禁が起こるか(咳、くしゃみ)
⑧ 出産歴(出産回数、出産方法、児の大きさ)
⑨ 年齢。
⑩ 身長、体重、肥満度。
⑪ 月経周期、閉経時期(尿失禁との関係)
⑫ 尿流動態検査。
⑬ パッチテスト。
⑭ 薬剤使用の有無。
⑮ 精神状態(羞恥心、ストレス)
⑯ 失禁の対処方法(オムツ、パット使用など)
⑰ 合併症(膀胱炎、尿道炎)

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腹圧性尿失禁のケア計画(TーP)

① ベッドサイドにポータブルトイレを設置する。
② ベッドの昇降を容易にする。
③ ナースコールを手元に置く。
④ プライバシーの保護。
⑤ 保温に努める。
⑥ 陰部、臀部の清潔保持。
⑦ 尿失禁用品の紹介。
⑧ 罪悪感や自責の念を抱いたり、悲観的にならないように励ます。
⑨ 失敗しても大丈夫なように安心感を持たせる(防水シーツをしく)
⑩ 初めての検査や処置がある場合は、
  分かりやすく説明し緊張を和らげる。
⑪ 尿意を訴えたら不快な思いをさせないように素早く援助する。

 

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 腹圧性尿失禁の教育計画(EーP)

① 膀胱括約筋が弱くなった尿失禁に対して、骨盤底筋体操を指導する。

② 残尿感がある時は手で下腹部を押すなどして排尿を促すように指導する。

③ 夕食後の水分の摂取を控えるように指導する。

④ 尿失禁のおこる仕組みや対処の方法を指導する。

⑤ 肥満によるものに対しては体重コントロールを指導する。

⑥ 手術療法を受けた患者へは性生活の開始時期を指導する。

⑦ 長時間立つことを避けるように指導する。

⑧ 少なくとも2時間ごとに排尿することの利点を説明する。

 

参考資料:すぐに役立つ標準看護計画。

看護計画
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退職まぢかの看護師のブログ|疾患別の看護計画の例です