心的外傷後のシンドロームの看護計画

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心的外傷後のシンドロームの看護目標

 心的外傷性の出来事を認め、体験を語り、感情を表出する。
・ 安全であるという感覚を取り戻す。
・ 支援者又は社会資源を見出す。

 

要因

・ 人的原因による外傷性の出来事。
・ 飛行機事故、自動車事故、大災害、爆破による外傷性の出来事。

 

観察計画(OーP)

① 体温、脈拍、呼吸、血圧の変化。
② 表情、言動、態度。
③ 食事摂取量、食欲の状況。
④ 睡眠状態、悪夢、繰り返す夢の有無。
⑤ 薬剤の使用の有無(睡眠薬、向精神薬)
⑥ 外傷の有無と部位・程度、治療の程度。
⑦ 疼痛の有無・部位・程度。
⑧ 感覚器の障害の有無と程度。
⑨ 発汗、緊張、ふるえの有無と程度。
⑩ 不安の程度・因子。
⑪ 家族背景、環境。
⑫ 社会環境。
⑬ 性格傾向。
⑭ 心理的反応の有無と程度。
⑮ 事実の否定、誇張、怒り、恐怖、罪の意識、否認、ショック、
  健忘、トラウマの再発。
⑯ 過剰な注意深さ、自責、恥、悲しみ、混乱、不安。
⑰ 対人関係。

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ケア計画(TーP)

① 体温、脈拍、呼吸、血圧を測定する。
② 共感的でゆったりした態度で注意深く耳を傾ける。
③ 患者が自己のペースで進められるように見守り援助する。
④ 不安状態が強い間はそばにつきそう。
⑤ 患者が外傷体験を語り、感情の表出をする為の安全で
  組織的な環境を提供する。
⑥ 面接時、患者の妨害がなく他の医療者と容易に
  連絡が取れる静かな部屋を確保する。
⑦ 心的外傷体験について話すことは、患者に大きな不快感を
  引き起こす可能性があることに注意して援助を行う。
⑧ 心的外傷を受傷後、出現する症状(感覚麻痺、感情失禁)は
  心的外傷性出来事を受けた人に良くあることを伝え安心させ
  援助する。
⑨ カウンセリングを実施し、必要に応じて適切な社会資源との
  連携について援助する。
⑩ 被害者に何が起こっているのかを理解できるように
  情報を収集する。
⑪ 小児の場合子供が遊戯療法の中で体験を話したり恐怖、
  罪、憤怒のような感情を表出できるように援助する。
⑫ 家族のメンバーが患者のニーズの理解を深める為、
  家族のカウンセリングを実施する。
⑬ 悪夢、フラッシュバック、痛みを伴う情動、感情麻痺などの症状を
  強める可能性があることを説明する。
⑭ 小児の場合、抑圧された感情を行動化し、
  表出できるように遊戯療法を計画する
  (手紙を書く、お絵かき、人形遊び)

 

教育計画(EーP)

① 泣いたり怒ったりすることが、必要な場合があることを説明し、
  感情の表出ができるように促す。

 

参考資料:すぐに役立つ標準看護計画。