突発性難聴患者の看護計画

突発性難聴患者の看護計画

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#1聴力障害があるために不安と焦燥がある

目標:不安が軽減し回復への意欲が出る

OーP(観察)

1 耳症状、聴力、耳鳴り、耳閉感、眩暈

2 精神症状、言動、表情、睡眠状態、病識

3 環境、職業、家族構成

TーP(実施)

1 環境調整

 a 騒音を避ける

 b 快適な室温:冬18度、夏22度

2 精神的援助

 a 気分転換を図る:散歩

 b 訴えに耳を傾ける

 c 他患者とのコミュニケーションを図る

 d 大きな声でゆっくり話す

EーP(教育)

1 安静の必要性を説明する

2 入院生活に早くなれるように説明する

3 気分転換を図るように指導する

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#2マイクロウエーブ(極超音波)使用による熱傷、眼症状の出現の恐れがある

目標:機械の正しい使用による治療が受けられる

OーP(観察)

1 照射部位

2 自覚症状の有無

TーP(実施)

1 眼の保護

2 ヘアピンの除去確認

3 正しくセットする:部位、ワット数、時間、距離(10センチ)

EーP(教育)

1 異常時の対処方法について説明する

#3聴力の改善が得られず社会復帰に不安がある

目標:治療を継続し症状の悪化を防ぐことが出来る

EーP(教育)

1 規則正しい生活をするように指導する

 a 睡眠を十分にとる

 b 過労を避ける

2 静かな環境でゆとりある生活をするように説明する

3 禁酒禁煙をするように説明をする

4 定期的な受診をするように指導する

5 確実な内服を行うように指導する

6 医師の指示によって職場復帰するように説明する

#4突然の難聴の為に、コミュニケーション障害がある

目標:様々な手段を用いて十分なコミュニケーションをとることが出来る

OーP(観察)

1 聴力障害の程度、聴力の左右差

2 耳鳴り、眩暈、耳閉感の有無

TーP(実施)

1 健側からゆっくり声をかけるように心掛ける

2 患者の理解が得られているかを確認しながら、コミュニケーションをとる

3 ナースコールで呼びかけない

4 個々の患者の訴えを把握して個別的にかかわる

5 不必要な一斉放送や器材の音を立てない

6 眩暈のある場合は危険防止のためADLの援助を行う

7 苦痛の訴えを傾聴し共感的に接し、必要であれば医師に報告する

EーP(教育)

1 聞き取れない時は遠慮せずに問い直すよう促す

#5副腎皮質ステロイド投与の為に、副作用の恐れがある

目標:副作用の理解が出来、異常の早期発見ができる。最小限の副作用で治療が受けられる

OーP(観察)

1 バイタルサイン

2 感染症症状の有無(上気道炎、膀胱炎など)

3 血液データによる感染徴候(WBC上昇、CRP上昇、ESR上昇)

4 消化器症状の有無(胃部不快、吐気、嘔吐)

5 便潜血

6 血圧上昇症状の有無(頭痛、顔面紅潮、動悸など)

7 空腹時血糖

8 高血糖症状の有無(口渇、多飲、多尿など)

TーP(実施)

1 静脈注射による血行性感染の予防に努める

2 発熱した時は、発熱に対するケアを行い医師に報告する

3 消化器症状が出現した時は、点滴を中止してバイタルサインを測定し医師に報告する

4 消化器症状により消化の良い柔らかい食事に変更する

5 血圧上昇や自覚症状を認めた時は安静を促し医師に報告する

6 血糖値上昇、高血糖症状を認めたら医師に報告する

EーP(教育)

1 副作用について説明し、症状を自覚した時は報告するよう依頼する

2 点滴ラインを清潔に保つように指導する

3 手洗い、含嗽の励行を促す

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#6高圧酸素療法が安全に継続できない恐れがある

目標:万全な状態で治療を受けることが出来る。自分で耳の圧調節ができる。決まりを厳守して安全に高圧酸素療法を受けることが出来る

OーP(観察)

1 呼吸数、呼吸の深さ、呼吸パターン

2 胸郭の動き、呼吸補助筋の使用の有無

3 状痛の部位、程度、持続時間

4 呼吸困難間の程度

5 高圧酸素療法前後の顔色、気分不快の有無

6 バイタルサイン(入室前後に測定)

7 患者の訴え

8 耳内痛の有無

9 高圧酸素療法の注意事項の理解を確認する

TーP(実施)

1 高圧酸素療法前後に体調の変化がないか確認し、異常のある場合は医師に報告する

2 耳の圧調節が出来ず耳内痛が出現した場合には、医師に診察を依頼する

3 治療室に入室前には、持ち込み禁止物品を身につけていないか確認する

EーP(教育)

1 高圧酸素療法期間中に体調の変化がある場合は、必ず看護師に知らせるように伝える

2 治療開始前には耳抜きの方法を説明する(鼻をつまみ口を閉じて唾液を飲み込む)

3 パンフレットなどを用いて、高圧酸素療法の注意事項について説明する

 a 治療室は火気厳禁区域であるため禁煙する

 b 治療衣は静電気防止、化学繊維による火傷の予防の為、下着は木綿のものを着用し金属や装飾品のついている物は避ける

 c 引火する可能性のある物品は持ち込みを禁止する

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#7聴力の回復に対する不安がある

目標:不安が軽減し治療を継続できる

OーP(観察)

1 表情、言動

2 睡眠状態

3 症状の変化

TーP(実施)

1 患者の訴えを傾聴する

2 症状の悪化した場合は、医師に報告して診察を受ける

EーP(教育)

1 趣味や休息により、気分転換を図るようアドバイスする

参考資料:標準看護計画

参考資料:疾患別看護過程

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