鼻骨骨折患者の看護計画
#1外固定のギブスがずれることにより創部の安静が保てない
目標:ギブスを損傷せず有効な固定ができる
OーP(観察)
1 ギブスの固定状態
2 ギブス損傷の有無
EーP(教育)
1 ギブスをぬらさない、汚さないように指導する
2 ギブスの損傷を防止するため顔面の安静を指導する
#2鼻腔内タンポン挿入に関連する咽頭不快がある
目標:咽頭に流れ込んだ分泌物や血液を飲み込まず静かに喀出できる
OーP(観察)
1 分泌物の性状、量
2 喀痰喀出状態
3 咽頭部痛、咽頭不快の有無
TーP(実施)
1 航空からの分泌物を吸引:自己喀出不能時
2 手術当日から各勤務1~2回吸入施行:吸入液医師指示
EーP(教育)
1 咽頭に流れ込んだ分泌物や血液を、飲み込まず静かに喀出できるように説明する
#3口腔、喉頭粘膜の乾燥に関連する咽頭の急性炎症を起こしやすい
目標:鼻腔内タンポンが除去されるまで炎症症状を起こさず経過する
OーP(観察)
1 咽頭粘膜の所見:乾燥の程度、発赤、腫脹
2 疼痛、VS、発熱の有無
TーP(実施)
1 含嗽施行し口腔内を清潔に保つ
2 手術後から各勤務帯1~2回吸入
EーP(教育)
1 毎食後、眠前の含嗽励行を指導する
2 湿ガーゼマスクの使用を勧める
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#4鼻腔内タンポン挿入に関連する呼吸苦がある
目標:口呼吸が苦痛なくできる
OーP(観察)
1 呼吸状態:呼吸回数、エア入り
2 呼吸時表情
3 呼吸苦の有無
EーP(教育)
1 口呼吸の方法を指導する
#5退院後創部の安静が必要である
目標:鼻部を打撲することなく日常生活を送れる
EーP(教育)
1 創部を打撲しないように安静を指導
2 ギブスを装着したまま退院する時は、ギブスをぬらさ無いように説明する
参考資料:標準看護計画
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