水疱のある患者の看護計画

皮膚・外皮系看護計画

#1口腔内に水疱が出現する為、食事摂取困難になりやすい

目標:食事摂取がスムーズに行え、栄養状態が保てる

OーP(観察)

1 水疱の状態

2 食事量

TーP(実施)

1 食べやすいものの食事に変更

2 カロリーを考慮した流動食の併用

3 経口摂取できない場合、胃管留置

EーP(教育)

1 含嗽励行を指導する

a 微温等又は生理食塩水を使用

#2尿道、膣、肛門の粘膜面に水疱が出現する為排尿、排便困難になる恐れがある

目標:排尿や排便がスムーズに行える

OーP(観察)

1 排尿状態

2 尿の量、性状

3 排便状態

4 便の量、性状

5 水疱の状態

6 排泄時の疼痛の有無

TーP(実施)

1 排泄後清拭

2 便秘予防

3 必要時バルーン挿入介助

EーP(教育)

1 排尿排便困難がある場合は速やかに申し出るよう指導する

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#3分泌物により二次感染を起こしやすい

目標:患部の清潔が保持され感染が予防できる

OーP(観察)

1 浸出液の性状と量

2 ガーゼ又は肌着の汚染の程度

3 患部の発赤、腫脹、ビランの状態

TーP(実施)

1 適宜ガーゼ交換を行う

2 分泌物が多い時は暑いガーゼを使用する:油紙は使用しない

3 医師の指示により抗生物質の使用

EーP(教育)

1 ガーゼ汚染あれば看護師に知らせるように説明する

#4掻痒感の為不快感があり睡眠の妨げになる

目標:掻痒感の軽減が図れ睡眠が十分に保てる

OーP(観察)

1 掻痒感の有無、程度

2 睡眠状態

3 掻痒を増加させる食品の摂取状況:アルコール、モチ米類、香辛料

TーP(実施)

1 医師の指示のよる軟膏処置介助、抗ヒスタミン剤の内服投与

2 軟膏塗布前には清拭、又はシャワー浴をし前回の軟膏を落とす

3 常に清潔な下着を身につける(木綿類)

4 環境整備

5 病室の環境調整

EーP(教育)

1 感染源になるので掻破しない

2 気分転換を図ることが出来る(趣味など)よう指導する

参考資料:標準看護計画

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