#1ギプス装着に関連した不安がある
目標:固定の必要性が理解でき、安心して処置が受けられる
OーP(観察)
1 疾患の理解度:安心して処置が受けられる
2 不安内容
TーP(実施)
1 疾患及びギプス固定の理解度の確認
2 ギプス装着のオリエンテーション:方法、期間
3 ギプスまきの介助
4 不安内容に対する説明
5 不安内容が口に出して言えるような雰囲気をつくる
EーP(教育)
1 固定中の注意事項について説明
a ギブス障害
b 患肢の安静
c ギプスの管理
#2ギプス固定中、局所の圧迫によりギプス障害が起こる可能性がある
目標:良肢位が守られ、症状の変化が報告できる
OーP(観察)
1 圧迫感、疼痛、しびれ
2 知覚異常及び痺れ
a 上肢:尺骨神経麻痺
b 下肢:腓骨神経麻痺
3 循環障害:退色反応、爪床色、チアノーゼ、浮腫、冷感
4 患肢の皮膚状態:掻痒、悪臭、分泌物
5 肢位
6 ギプス破損、変形
TーP(実施)
1 ギプスの乾燥を促す
a 新聞紙、ドライヤーの利用
b 布団を患肢に直接かけないように離被架などを使用する
2 辺縁処理:伸縮性バンソウコウ使用
3 肢位調整
4 ギプス障害出現時、医師に報告
5 ギプス割入れ時の介助
6 開窓時は皮膚の状態をチェック、マッサージを行う
7 ギプスシャーレ時、固定を確実に行う
8 下肢を挙上する
EーP(教育)
1 ギプスの汚染、破損に注意するように説明する
a 入浴時のギプス保護はビニールで覆う
b 移動時はギプスが当たらないようにする
2 ギプス障害出現時は速やかに報告するように説明する
a 圧迫感、痛み、しびれ
b 手指、足趾の運動不良
c 腫脹、冷感
3 良肢位の保持の必要性について説明する
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#3ギプス固定中、患肢がつかえないことによりADL制限がある
目標:必要な運動が行えADLにおける工夫ができる
OーP(観察)
1 ADL
a 利き手交換:食事、整容、更衣、トイレ動作
b 移動:車椅子、松葉づえ
c 身の回りの整理
2 ストレス
a 精神状態
b 身体的制限
TーP(実施)
1 ADLの援助
a 食事:配膳、下膳、セッテイング
b 移動:準備、介助、監視
c 清潔:清拭、洗髪、足浴
d 更衣:着脱
e 環境整備
2 精神慰安
3 同室者とのコミュニケーションを取り持つ
4 ストレス内容を口に出して言えるような環境つくりをする
EーP(教育)
1 気分転換の必要性について説明する:趣味、娯楽
2 健肢の筋力トレーニングの方法について説明する
3 利き手交換の必要性について説明する
4 生理袋や補助具の活浴方法について説明する
#4長期間のギプス固定により、患肢の関節拘縮や筋委縮を起こしている可能性がある
目標:積極的にリハビリテーションが行える
OーP(観察)
1 患肢の運動
2 運動時の関節痛
3 患肢の筋力低下、痩せ
4 運動時の筋肉痛
5 リハビリテーションに対する意欲
6 リハビリテーションの進行度
TーP(実施)
1 患者と共にリハビリプログラムの作成(PT、医師と相談)
a 筋力トレーニング
b 自他動運動
c 運動前のホットパック
参考資料:標準看護計画
料理チャンネル→https://www.youtube.com/channel/UCmnwzyXL0ZcT–wDGFuMW5A
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