クッシング症候群患者の看護計画

クッシング症候群患者の看護計画

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#1諸検査に対して苦痛がある

目標:検査の必要性を理解し検査の受け入れができる

OーP(観察)

1 表情、言動

2 検査に対する受け止め方、理解度

TーP(実施)

1 出来るだけベッドサイドにいき、患者の訴えに耳を傾け話し相手になる

2 医師と相談し患者が疲労しない検査スケジュールを組む

3 医師より検査の必要性の説明を行う:デキサメサゾン抑制試験、尿検査、メトピロン検査、副腎皮質刺激ホルモン負荷試験など

4 検査結果を医師より説明しムンテラを統一する

EーP(教育)

1 検査に際し食事飲水量尿量を正しく記録し、検査薬の内服を確実にするよう指導する

2 検査について不明瞭な点を明確にし、パンフレットなどを利用し納得いくまで説明する

#2糖質コルチコイドの慢性過剰分泌による高血圧があり、重篤な合併症を引き起こす恐れがある

目標:血圧のコントロールが出来、高血圧による合併症を起こさない

OーP(観察)

1 VS

2 高血圧症状:頭痛、肩こり、眩暈など

3 検査データ:ECG、眼底所見、腎機能、血中電解質

4 病識

5 ストレスの有無

6 患者の背景、生活様式

TーP(実施)

1 安静度に合わせてADLの援助:保清、配ぜん、下膳、移送などを行う

2 薬剤の確実な与薬を行う

3 社会的精神的なストレスの原因を知りともに改善策を考える

4 良眠できる環境を整え医師の処方により安定剤、睡眠剤を使用する

5 排便のコントロールの為医師の処方により緩下剤を使用する

6 降圧剤使用中は使用方法副作用を十分に説明する

EーP(教育)

1 保温に努め急激な温度変化を避けるように指導する

2 入浴は比較的ぬるめにして10分くらいとし、脱衣所の保温に注意するように指導する

3 禁煙の必要性を説明する

4 排便のコントロールの方法を指導する

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#3糖質コルチコイドの過剰分泌によるうつ状態がある

目標:安定した精神状態が保て事故を起こさない

OーP(観察)

1 精神状態:抑うつ状態、精神状態

2 睡眠状態

3 表情、言動、背景、病前の性格

4 抑うつ状態の原因

TーP(実施)

1 著しい抑うつ状態の時はADLの援助を行う

2 うつ改善時は自殺企画があるため、刃物紐などの危険物は取り除く

3 患者を一人にさせない

4 不安の強い時は患者に興奮、刺激となる会話は避ける

5 肥満、その他外見上の変化に対する患者の悩みを理解し、精神的支援に努める

6 同室者とのコミュニケーションがスムーズにとれるように働きかけ、人間関係を円滑にする

7 家族と連絡を密にとることにより患者の悩み不安を把握し心の支えとなる

EーP(教育)

1 今の外見上の変化は病気によるものであり、回復すれば以前のように戻ることを説明する

 

#4糖質コルチコイドの慢性過剰分泌による躁状態がある

目標:トラブルを起こさず気分が落ち着いている

OーP(観察)

1 日常生活様式、背景

2 言動パターン、多弁でないか、精神状態

3 他者との人間関係

4 外出時の服装の状態:派手な服装、化粧

5 金銭面:売店、喫茶店などでたくさんの買い物、頻回な食事をしていないか

TーP(実施)

1 患者の訴えを傾聴し、受容的態度で接する

2 患者の訴えに振り回されない

3 些細な事でも反応し興奮しやすいので、言葉遣い態度に注意し刺激を与えないようにする

4 スタッフ間で接し方を統一する

5 夜間の巡視時、居場所を確認する

6 同室者への配慮をする

7 他患者への影響(過干渉など)無断外泊などが見られたら、患者と共にその言動について話し合い患者の行動範囲を決める

クッシング症候群診療マニュアル 改訂第2版 (内分泌シリーズ)
by カエレバ

#5糖質コルチコイドの過剰分泌物による骨粗鬆症があり骨折しやすい

目標:病的骨折を起こさずADLに支障がない

OーP(観察)

1 疼痛の有無:骨折があれば痛みの程度、部位、腫脹、発赤、機能障害、循環障害、神経症状、知覚異常

2 検査データ:血性カルシウム、尿酸、γグロブリン値

3 レントゲン所見:打ち抜き像

TーP(実施)

1 環境整備を行いADLの安全を配慮する

2 履物の選択、動きやすい服装にする

3 転倒防止の為ベッド柵をつけて低いベッドにする

4 活性型ビタミンD、エルカトニンなどの薬の確実な与薬を行う

5 体動制限がある場合はADLの援助を行う

6 疼痛が強い場合は医師の処方で鎮痛剤の与薬を行う

7 必要に応じて副木コルセットを使用する:この時循環障害に注意する

EーP(教育)

1 日常生活指導を行う

 a 身体各部に過重な負荷をかけないように注意する

 b 日常生活で無理をしない

 c 適度な運動を行う

#6糖質コルチコイド及び副腎皮質男性ホルモン過剰分泌の為、低カリウム血症があり脱力感や不穏状態を起こしやすい

目標:脱力感がない

OーP(観察)

1 検査データ、血清電解質

2 脱力感の程度、部位

3 食事内容

4 ニキビ

5 女性:無月経

6 精神状態

7 表情、言動

TーP(実施)

1 医師の処方にてカリウム剤の与薬を行う

2 不穏状態出現時は危険予防の為傍を離れない

EーP(教育)

1 カリウムが多く含まれる食品を紹介し摂取するように指導する

参考資料:標準看護計画

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