乳房切断術を受ける患者の看護計画

乳房切断術を受ける患者の看護計画

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#1乳房喪失に伴う心理的葛藤がある

目標:乳房喪失という状態が受け入れられる

OーP(観察)

1 表情

2 言動

3 家庭での役割

4 医師のムンテラ内容

5 疾患についての理解度、受け止め方

TーP(実施)

1 疾患に対する理解と共に、手術の必要性が理解されているか否かを言動的に確認する

2 術前に患者と家族に疾患、手術について説明する

3 乳房喪失に伴う悩みの相談相手になる

4 時には家族からの協力を得る

EーP(教育)

1 術前オリエンテーション時、特に肺合併症予防の為呼吸訓練の必要性について説明する

#2血液、漿液など分泌物が皮下に溜まり、創部治癒が遅れる可能性がある

目標:効果的なドレナージが図れ、術創が綺麗に治癒する

OーP(観察)

1 ドレーンの性状、排液量:術後4~5日目に抜去

2 体温(熱型)

3 縫合部(植皮部)の疼痛、腫脹の色、皮膚色

4 圧迫固定による呼吸抑制や患側手指の循環障害の有無

5 ガーゼ汚染の色調と量

TーP(実施)

1 ドレーンの管理

2 吸引圧を一定に維持する

3 適宜ミルキングをする

4 必要時、砂嚢、枕子で圧迫固定する

EーP(教育)

1 体動時歩行時にはドレーンに気を付ける(位置、緊張を掛けない)よう指導する

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#3患側上肢は腋窩リンパ節の郭清の為静脈血、リンパ液の循環障害が起こり腫脹しやすい

目標:患肢の腫脹がなく、リハビリテーションにより早期に機能が回復する

OーP(観察)

1 上肢の浮腫の有無、程度

2 胸部重圧感、倦怠感、浮腫の有無、程度

3 患側上肢の傷、虫刺されの有無や清潔状態

4 患肢上肢の運動状況(挙上の程度、運動時の疼痛)

5 就寝時の患側上肢の肢位

6 腫脹時は上腕周囲の測定

TーP(実施)

1 術後パンフレットに沿ってリハビリテーションを実施する

EーP(教育)

1 患側上肢の保護の必要性と、その方法をパンフレットを用いて説明する

2 日常生活において積極的に患側上肢を用いるよう指導する:ドレーン抜去後

3 患肢の末梢から中枢に向けてマッサージを行うよう指導する

4 就寝時は患側上肢をバスタオルやクッションで高挙するよう指導する

#4乳房の左右の外観差が気になる

目標:退院までに補正の仕方が理解できる

EーP(教育)

1 姿勢を正しく、背筋を伸ばすよう指導する

2 肩が特に上がるので、鏡の前で矯正するよう指導する

3 左右非対称のデザイン、チェックの柄の衣服を選ぶなど服装の工夫をするよう指導する

4 保清具、補正下着について紹介し説明する

#5退院後の生活に不安がある

目標:自信をもって退院できる

OーP(観察)

1 家族の受け入れ状況

2 家族での役割

3 仕事の内容

4 言動

TーP(実施)

1 今後の治療方針を医師に確認する

2 家族の協力を得る

EーP(教育)

1 定期的に外来受診するよう指導する

2 患肢で重いものを持たないように指導する

3 患側上肢の保護をするよう指導する

4 健側乳房の事故検査をするよう指導する

参考資料:標準看護計画

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