#1脳室拡大にて頭蓋内圧が亢進して意識レベルの低下がある
目標:意識が急激に悪化しない
OーP(観察)
1 意識レベル
2 VS
3 神経学的徴候
a 瞳孔異常の有無
b 四肢麻痺の有無
c 言語障害
d 痙攣の有無
4 頭痛、吐気、嘔吐の有無
#2正常圧水頭症による痴呆がある
目標:痴呆の状態が把握でき、進行の防止、改善が図れる
OーP(観察)
1 失見当識の状態
2 失計算の状態
3 性格変化の有無と状態
TーP(実施)
1 刺激を与える
a 書字、読書、ラジオなど
b 散歩
c 他患者との交流を図る
#3正常圧水頭症による尿失禁がある
目標:排尿パターンを知り、促し排尿が可能となる
OーP(観察)
1 失禁回数
TーP(実施)
1 排尿パターンを知るためにチェック表を作成し飲水量も記入する
2 チェック表を参考に促し排尿を行う
3 陰部が不潔になりやすいので陰部ケアを行う
a 陰部清拭
b シャワー浴
c 陰部洗浄
#4正常圧水頭症による歩行障害がある
目標:転倒など事故を起こさず入院生活が送れる
OーP(観察)
1 歩行状態及び障害の程度
TーP(実施)
1 環境整備を行い、事故の誘因とされるものは除去する
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#5術後頭蓋内圧が急激に下降し、低脳圧となることがある
目標:頭痛、嘔吐が起こらない
OーP(観察)
1 VS
2 意識レベル
3 神経学的徴候
a 瞳孔異常の有無
b 四肢麻痺の有無
c 言語障害
d 痙攣の有無
4 頭痛、吐き気、嘔吐の有無
EーP(教育)
1低脳圧をきたすため、急激な頭部の挙上は避けるように説明する
#6シャントチューブの閉塞による機能不全を起こすことがある
目標:シャントチューブ挿入前より、意識が改善される
OーP(観察)
1 頭蓋内圧亢進症状の有無
a 意識レベル
b 頭痛の有無
c 吐気、嘔吐の有無
d 瞳孔異常の有無
2 VS
3 皮下のシャントチューブの状態
a 膨隆の有無
b シャントバルブの状態:順調な場合は押すと戻る
c 創部の状態
TーP(実施)
1 術直後より頸部を10~20度挙上する
2 医師指示によりフラッシングデイバイスを圧迫:バンビングする
3 バンビング後の意識レベルの低下に注意する
#7チューブを体内に留置することによる髄膜炎を併発しやすい
目標:発熱がなく、チューブの走行に沿って皮膚の発赤もない
OーP(観察)
1 シャントチューブの観察
2 髄液の検査結果の把握
3 頭痛の有無
4 悪心、嘔吐の有無
5 髄膜刺激症状の有無:ケルニッヒ徴候、ブルジンスキー徴候
6 頸、肩、背部の硬直の有無
7 発熱の有無
#8退院時もシャント機能不全を起こしやすい
目標:異常時、家族が異常と判断し外来受診ができる
EーP(教育)
1 以下の症状があれば外来受診を行う:主に家族に指導
a 意識レベルの低下
b 尿失禁
c 発熱の持続
d 吐気、嘔吐の出現
e 頭痛出現
2 シャント閉塞が起これば生命の意見に結び付くことを意識付け、症状の観察に十分に注意するよう指導する
参考資料:標準看護計画
料理チャンネル→https://www.youtube.com/channel/UCmnwzyXL0ZcT–wDGFuMW5A
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