髄膜炎患者の看護計画

髄膜炎患者の看護計画

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#1頭蓋内圧亢進に関連しけいれん発作、意識障害を起こす可能性がある

目標:病気の急変を早期に発見でき、症状が悪化せず合併症の予防に努めることが出来る

OーP(観察)

1 VS:血圧の頚度低下、頻脈、呼吸数増加、高熱、不規則な弛緩熱が多い

2 瞳孔の状態:対光反射、左右差、大きさ

3 意識レベル

4 髄液のチェック:圧の上昇(100~150以上)、水溶性または混濁様、細胞数5以上、蛋白10~40以上

5 頭蓋内圧亢進症状の観察

 a ケルニッヒ徴候:腹部の上で大腿を屈曲させて横臥させると完全に足が伸展できない

 b プルジンスキー徴候:頭を前に曲げるとかがと膝、股関節の屈曲が起こる

 c 首、肩、背部の硬直、反り返り緊張、知覚過敏、頭痛、嘔吐

TーP(実施)

1 ショック時は点綴による補正、下肢挙上などを行う

2 急性脳浮腫予防の為、浸透圧性利尿剤を使用する場合があるのでその管理を行う

3 痙攣時

 a 室内を暗く静かにして刺激を少なくする

 b ベッド柵を取り付ける

 c 咬舌防止の為に、口にガーゼなどを挟む

 d 指示にて抗痙攣剤を与薬

4 意識障害がある時

 a 吐物などの嚥下性肺炎に注意する

 b 褥瘡予防の為に体位変換:2時間ごと

 c 錯乱、せん妄状態時は抑制施行

5 呼吸状態によりエアウエイ、気管内チューブを挿入する。場合により気道確保、血液がす採収、酸素吸入、気管切開を行うのでその準備を行う

EーP(教育)

1 急変しやすい状態であるという事を家族に説明する。また検査、処置の目的を説明し協力を得る

#2頭蓋内圧亢進に関連し、頭痛、悪心、吐気、食欲不振による苦痛がある

目標:適切な対症看護を受け、苦痛が緩和される

OーP(観察)

1 熱型、経口摂取量、水分出納のチェック

2 四肢冷感、脱水の有無

3 痛みの程度

4 消化器症状

TーP(実施)

1 発熱時、冷罨法または指示にて解熱剤を与薬

2 悪寒時、電気毛布にて保温:四肢冷感は昏睡を引き起こすので注意する

3 経口摂取可能であれば患者の好むものを少量づつでも食べられるよう工夫する

4 指示にて点滴による栄養管理を行う

5 ウイルス性髄膜炎の場合、飛沫感染の危険性があるため、必要に応じて手洗い、マスクなどの準備を行い予防に努める

#3薬物療法による副作用出現の恐れがある

目標:副作用を早期に発見し、対応することが出来る

OーP(観察)

1 吐気、嘔吐、発熱、貧血、尿閉の有無

2 検査データ:WBC、RBC、Hb

TーP(実施)

1 症状に対する対処療法、対症ケアを行う

2 抗生物質は正確な量と指示通りの速度(通常は非常にゆっくり行う)を守る

#4首、肩、背部の硬直によるADLの障害がある

目標:出来る範囲内のことは自分で行うことが出来、必要時はADLの援助を受けADLが拡大する

OーP(観察)

1 ADLチェック

2 知覚、運動障害の程度

TーP(実施)

1 ADLを拡大できるよう励まし段階を追ったケアを進める:尿器などの使用、入浴介助、配膳洗面介助、歩行訓練を行う

2 神経障害を残すこともあるので、ムンテラ内容を統一し不安の軽減に努める

3 歩行開始期間には転倒しやすいため、ナースコールを押し介助の元で練習する

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#5経過が長いため精神的に不安定となり、闘病意欲を失う可能性がある

目標:不安は口に出して表現でき、精神的に安定した状態で入院生活が送れ、闘病意欲を持ち続けられる

OーP(観察)

1 患者の言動、表情

2 精神状態

3 疾病、予後の理解度

TーP(実施)

1 看護師は統一した態度で接する

2 気分転換を図る:散歩、テレビ、ラジオなど

3 QOLを考慮し1日の生活パターンを患者と共に計画する

4 コミュニケーションを多く持ち受容の態度で接する

EーP(教育)

1 不安、心配なことは何でも話すように説明する

参考資料:標準看護計画

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