喉頭全摘出術を受ける患者の看護計画
#1手術により発声法が変わることへの不安がある
目標:不安が軽減され手術を安心して受けることが出来る
OーP(観察)
1 嗄声、疼痛、血痰
2 呼吸状態
3 検査データ
4 患者の言動、行動
TーP(実施)
1 信頼関係をつくる
2 説明内容の統一
3 気管切開の為発声できないので筆談練習の説明をする
4 発声練習にて会話が可能な事の説明をする
EーP(教育)
1 術前オリエンテーションパンフレットを用いて説明する
2 気管切開前オリエンテーションパンフレットを用いて説明する
3 経管栄養のオリエンテーションパンフレットを用いて説明する
実践! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科オフィスサージャリー | ||||
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#2手術後、嚥下による創の感染を防ぐため経管栄養を強いられる
目標:経口摂取可能となるまで栄養の確保ができる
OーP(観察)
1 腹部症状:吐気、嘔吐、腹痛、下痢、グル音、違和感
2 吃逆
3 胃チューブの状態
4 栄養状態
TーP(実施)
1 胃洗浄を行い胃内容物を確認してから注入を開始する
2 経管栄養は温度速度に注意して、嘔吐を防止する
3 胃チューブの固定は毎日確認する
4 体重測定
5 イルリガートルの交換
EーP(教育)
1 経管栄養の必要性の説明をする
2 注入時の留意点の説明をする
#3退院後、日常生活や社会生活に不安がある
目標:退院後も治療、訓練が継続され社会復帰ができる
EーP(教育)
1 発声訓練、指導について:患者会の紹介をする
2 感冒、肺炎の予防を指導する
3 気管切開口に水が流れ込まないように指導する(入浴時)
4 禁煙を指導する
5 加湿の続行(吸入器の購入、エプロンガーゼの使用)を説明する
6 カニューレを挿入している場合は取り扱いに注意するよう指導する
参考資料:標準看護計画
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