#1ウイルスが知覚神経を障害する為に疼痛がある
目標:疼痛を表出できる。疼痛による活動制限が見られない。鎮痛薬などを用いて、疼痛コントロールができる
OーP(観察)
1 痛みの有無と程度、部位、持続時間
2 便疾患に対する治療内容、効果など
3 リンパ節腫脹の有無と程度
4 表情、言動
5 睡眠状態
6 食事摂取状態
7 薬物投与の有無と効果、持続時間
8 バイタルサイン、検査データ
9 ペインスコアの変化
TーP(実施)
1 ペインスコアを用いて痛みの程度を評価する
2 患者の訴えを傾聴する
3 医師の指示により鎮痛薬睡眠薬を投与する。疼痛の程度によっては内服薬、座薬、湿布薬等を組み合わせる
4 食事量低下がみられるときは、刺激の少ない食べやすい食事内容に変更する
5 患部をガーゼ、包帯などで保護する
6 安楽な体位への援助を行う
7 患部を温めて血行を促し、疼痛緩和を図る
8 非侵襲的な疼痛緩和を行う
9 疼痛を紛らわせるような気分転換の方法を考え、勧めてみる
EーP(教育)
1疼痛時は我慢せず、はやめに連絡するように指導する
2内服薬、座薬、湿布薬、外用薬の使用方法や高価、副作用を説明する
3安楽な体位の取り方について説明する
#2痛みや安静に伴い、セルフケア不足である
目標:援助によってセルフケアが満たされる。安楽な入院生活を送ることが出来る
OーP(観察)
1 痛みの有無と程度
2 痛みの部位
3 リンパ節腫脹の有無と程度、部位
4 睡眠パターン、熟睡感の有無
5 現在の活動量
6 食事摂取量、間食の有無
7 血液データ
8 清潔行動
9 患者の表情言動
10 患者の性格
11 患者のキーパーソンの有無
TーP(実施)
1 適切な環境整備
2 安楽な体位を勧める
3 必要時、睡眠導入薬を使用する
4 疼痛コントロールを行う
5 摂取しやすいような食事内容の変更
6 必要時、清拭、入浴、更衣の介助
7 必要時担送介助
EーP(教育)
1 自分で行えることは、医療者に話すように指導する
2 安静を保てる生活を心がけるように指導する
3 出来るだけ規則正しい生活を送るよう指導する
#3患部からの二次感染のリスクがある
目標:二次感染のリスクがあることを理解し、予防行動が取れる。感染徴候が見られない
OーP(観察)
1 皮膚状態(発赤、水疱、痂疲)
2 ガーゼ汚染の有無と程度
3 におい
4 バイタルサイン
5 血液データ
6 随伴症状:頭痛、悪寒、戦慄など
7 表情、言動、動作、行動、活気の有無
8 現在の治療内容、抗生物質の使用の有無
9 掻破行動の有無
10 指導された感染予防行動の実施の有無
TーP(実施)
1 患部に触る時は必ず手洗いをし、清潔な状態を保つようにする
2 水疱は破らないように注意する
3 掻破行動は避けるように注意する
4 ガーゼ交換、軟膏塗布時は摩擦を避ける
5 寝衣汚染時は交換する
6 身体の清潔を保つ
7 抗生物質の投与を行う
8 器具の使用、処置時は清潔操作を徹底する
EーP(教育)
1 感染の兆候、予防法について説明する
2 掻痒時は患部を冷やしたり寝衣の上から軽くたたくなどして、掻破しないように説明する
3 ガーゼ、寝衣汚染時は連絡するよう説明する
4 患者自身が感染源にならないように指導する
帯状疱疹の痛みをとる本 (健康ライブラリーイラスト版) | ||||
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#4瘢痕によるボディ・イメージの混乱がある
目標:自分の容貌変容に対する感情を表出することが出来る
OーP(観察)
1 患者の言動表情
2 疲診の状態、瘢痕の有無と程度、部位
3 後遺症の有無と程度部位
4 睡眠状態、食事摂取状態
5 これまでの危機的状況の対処方法
6 自己概念、美に対する認識
7 社会的立場、交流関係
TーP(実施)
1 患者が思いを表出しやすい雰囲気をつくる
2 患者の思いを傾聴する
3 患者と共にリフレッシュ方法を考える
4 容貌に対して工夫できる方法を考える
5 後遺症により機能の喪失がみられるときは、それに対する援助を行う
EーP(教育)
1 自分の思いはできるだけ表出できるように説明する
2 工夫や問題解決について、一緒に話し合うことを説明する
3 必要に応じて社会資源の活用方法を説明する
参考資料:疾患別看護過程
#5激痛がありストレスや不眠に陥りやすい
目標:痛みが緩和し精神的安静が図れる
O-P (観察)
1 疼痛の有無、程度、部位、種類
2 精神状態:言動、表情、睡眠状態、動作など
3 眼症状:三社神経代枝のみ:角膜潰瘍、眼痛、眼瞼周囲の浮腫、視力
4 リンパ節腫脹と圧痛
T-P(実施)
1 患者の訴えを良く聴く
2 主治医の指示により鎮痛剤、催眠剤の与薬
3 局所の安静を保つ:包帯、ガーゼによる摩擦を避ける
4 口腔内ヘルペスの場合、含嗽の励行、食事の配慮
E-P(教育)
1 疼痛時は早めに連絡するように指導する
2 痛みは徐々に軽減することを説明する
#6掻痒感があり精神的安静が保たれない
目標:掻痒感が軽減し精神的安静が保たれる
O-P (観察)
1 掻痒感の部位、程度、持続時間、種類
2 疲診の状態
3 睡眠状態
T-P(実施)
1 医師の指示により抗ヒスタミン剤の使用
2 冷湿布、必要に応じてガーゼ交換
3 患者の訴えを聞く
E-P(教育)
1 掻痒時は衣類の上から軽くたたくよう指導する
2 趣味などにより気分転換を図るように指導する
#7治療後も傷害部位に神経症状が続くことがある
目標:不安なく退院できる
E-P(教育)
1 眼部ヘルペスの患者は重篤な目の合併症を避けるために眼科医の診察を受けるように説明する
2 後遺症、再発の可能性があるので症状に注意するように説明する
3 過労を避けるよう指導する
4 精神的ストレスがかからないように指導する
5 傷害部位の保護をするように指導する
a 直射日光に当てない
b 冬季は外気を避ける
6 栄養のバランスに注意をするように指導する
参考資料:標準看護計画
料理チャンネル→https://www.youtube.com/channel/UCmnwzyXL0ZcT–wDGFuMW5A
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