看護診断・非効果的治療計画管理(胃術後の分割食)
看護診断名と要因
- #1 疾患や食事療法に関する知識不足に関連した非効果的治療計画管理(胃術後の分割食)
- #1 自己管理能力の不足に関連した非効果的治療計画管理(胃術後の分割食)
- #1 学習への関心、意欲の欠如に関連した非効果的治療計画管理(胃術後の分割食)
- #1 サポートシステムの不足に関連した非効果的治療計画管理(胃術後の分割食)
目標
- 胃切除後の食事療法が理解でき、食事摂取できる
- 症状出現時の対処方法や日常生活の自己管理方法を理解し、実施できる
- 家族や支援者のサポートによって食事療法ができる
観察項目
1 症状(頻脈、動悸、冷感、眩暈、悪心、嘔吐、腹痛、腹鳴、下痢)の有無と出現期間
2 認知能力(理解力、情緒、年齢)
3 習慣的行動(1日の生活パターン、食生活)
4 指導内容と本人の反応と理解
5 胃切除範囲(全摘または亜全摘)
6 合併症(糖尿病、高血圧、腎臓病など、食事療法の必要な疾患の有無)
7 周囲の理解と支援状況
8 キーパーソンの把握
ケア項目
1 患者の意思を尊重しながら信頼関係を確立する
2 自己管理に支障を期待している原因をアセスメントし、個別性のある指導計画を立てる(パンフレットの利用。患者の理解の程度に合わせて指導を行う)
3 症状出現時は血糖チェックを行う
4 症状は一過性のものであることを説明し安心感を与える
5 精神的に落ち着いて食べられるように、環境を整える
6 家庭で食事をつくる人にも食事指導の参加を促す
7 退院後の生活に指導内容が盛り込めるよう、患者、家族と共に実践方法を考える
教育項目
1 パンフレットを利用して分割食を指導する
疾患と治療(手術方法)
食事内容(食事の摂取方法。間食の必要性。食事内容)
ダンピング症状と出現時の対処方法
2 食後30分の安静を促す(ビルロート1法の術後は右側臥位、ビルロートⅡ法・胃全摘術後は仰臥位をとる)
参考資料:基準看護計画
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