看護診断・非効果的治療計画管理(透析療法)
看護診断名と要因
- #1 透析療法、食事療法、シャント管理についての知識不足や情緒不足に関連した非効果的治療計画管理(透析療法)
- #2 ボディイメージの変化に関連した非効果的治療計画管理(透析療法)
- #3 ライフスタイルの変化に関連した非効果的治療計画管理(透析療法)
- #4 学習への意欲、関心の欠如に関連した非効果的治療計画管理(透析療法)
- #5 サポートシステムの欠如に関連した非効果的治療計画管理(透析療法)
- #6 治療への意欲や自己管理能力の不足に関連した非効果的治療計画管理(透析療法)
目標
- 自己管理に必要な知識を修得できる
- 自己管理上の問題点に気づき、解決方法が見いだせる
- 家族や社会の支援が得られ治療が継続できる
観察項目
1 透析療法、食事療法、水分摂取についての知識、理解度、受容度
2 自己管理に対する姿勢
3 家族、キーパーソンの知識、理解度、協力度
4 合併症の状態、徴候
5 水分摂取量、尿量、体重
6 検査データ(腎機能、胸部レントゲン写真)
7 不安やストレスの有無と対処方法
ケア項目
1 患者の意思を尊重しながら信頼関係を確立する
2 自己管理表記入の必要性と方法について説明し、実際に記入してもらい確認する(尿量、血圧、体重、飲水量、自覚症状)
3 患者の協力を認め励ましセルフケアが出来ない部分は家族の協力が得られるように働きかける
4 患者の理解度に合った指導ができるようにカンファレンスで評価しながら指導を進める
5 透析導入時は透析が受容できるように簡単な内容にする
6 外泊時の食事内容について記録してもらい、栄養士と共に評価する
7 透析療法、食事療法、シャント管理が理解できているか確認する
8 試験外泊を行い、自己管理状態の把握をする
教育項目
1 指導計画に沿って項目別に指導する
・腎臓の働きと腎不全について
・透析療法と合併症について
・シャントとシャントトラブルについて
・水分管理について
・食事療法について
・薬物療法について
・日常生活について
2 自己管理票の継続的な記録の必要性について説明する
3 退院後の治療や通院計画について説明する
4 患者会にできるだけ参加するように説明する
5 地域医療や社会資源の路用方法について説明する
参考資料:基準看護計画
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