慢性混乱の看護計画

慢性混乱の看護計画

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病棟で使用している看護計画です

  •  認知症の患者さんに慢性混乱の看護計画を立てることは少なくないです。患者さんの言動が混乱している状態に私たちの目にはうつります。
  •  患者さんが穏やかになるように、不穏な言動がおさまるように接する援助をします。すぐに効果のないときには時間をおいて、又は人を変えて対応します。
  •  言葉遣いや声のトーンによっても不穏の言動は軽快することがあります。患者さんの言動に対しては、先ずは全てを受け入れる姿勢で臨まなければなりません。
  •  混乱している患者さんの気持ちになることは難しいけれども、その気持ちは理解できるという態度から入らなければ、うまく患者さんと接することはできないと思います。
  •  個別性のある看護計画にする為に、患者さんに合ったものをつくります。不要な個所を削除し必要な個所を補足して使用します。

#1慢性混乱

S:

・ 昼夜逆転、

・ 意図的徘徊(トイレを探す、家へ帰る、部屋が分からない)

・ 引きこもり行動

・ 暴力行動

・ 興奮性の行動

・ 不安行為

・ 認知症の低下

・ 判断力の低下

・ 記憶障害

・ 長期認知の機能障害

E:

・ アルツハイマー病

・ 脳血管発作

・ 多発性脳梗塞による認知症

・ 頭部外傷

・ 脳腫瘍

慢性混乱の短期目標

・ コミュニケーションが取れる。

・ 時間や人場所が分かる。

・ 環境に慣れることが出来る。

・ 安全な場所である。

・ 身体の損傷がない。

・ 他者を傷つけない。

・ 夜間の睡眠時間が増加する。

・ 夜間持続した睡眠がとれ、昼間の活動が増える。

・ 活動に参加できる。

・ 持続した睡眠がとれ、昼間の活動が増える。

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慢性混乱の観察計画(O-P)

① コミュニケーションの状態(表情、言語、身振り、手ぶり)

② 24時間の生活変化(昼夜の行動、睡眠状況、気分、ADLレベル、不機嫌時の状況、会話の内容、排尿パターン)

③ 発熱、脱水電解質異常の有無、排便状態。

④ 疼痛の有無と程度。

⑤ 入院前の生活習慣、生活歴、家族関係、生活環境。

⑥ 危険な行動の有無と程度。

⑦ 向精神薬の使用状況と副作用。

慢性混乱のケア計画(T-P) 

① 心身の状態を24時間観察し、患者の思いや苦痛、不安や興奮の原因をアセスメントする。

② 身体的苦痛の緩和(排便の調整、疼痛の緩和、水分補給、失禁の不快感や掻痒感の緩和)方法(    )

③ 精神的苦痛の緩和(不安や混乱の軽減)方法(   )

④ 自尊心を傷つけないように思いやりを持って、よく話を聞く(肯定的に)

⑤ 静かで穏やかな態度で接する。

⑥ 意思疎通が図れるようにコミュニケーションを工夫する。

⑦ 日中は声掛け、働きかけを多くし、睡眠リズムを取り戻す。

⑧ 最近の出来事や気切を話題にして話し相手になる。

⑨ テレビや音楽散歩等で日中の活性化を図る。

⑩ 軽作業や趣味、好む活動により気分転換活動を行う。拒否児は無理しない。

⑪ ウロウロしだしたら生活になじみのあることを話しかけ、一緒に行動する。又は後ろからついて歩き、静かに見守る(大きな声で制止しない)

⑫ 安全に歩いたり散歩できるように環境を整える(障害物の除去、他社との関係を見守り、調整する)

⑬ 見やすい大きさの時計やカレンダーを提供する。

⑭ トイレや自分の部屋が分かるように目印をつける(花や絵)

⑮ 家族の写真や家庭で見慣れたものをそばに置く。

⑯ 入院時は環境に適応できるようにナースセンター近くにベッドを配置する。

⑰ 入院書記は家族に面会に来てもらえるように依頼する。

⑱ 自分のできることは自分で行ってもらい、迷っていればその都度介助しADL拡大への援助を行う(食事、排泄、清潔)

⑲ ADL援助時、事前に話しかけて納得してから行う。拒否時は時間を空けて再度声をかける。

⑳ 夜間入眠困難時は、お茶やお菓子を提供して見守る。

慢性混乱の教育計画(EーP)

① 情緒安定の為、家族の面会が必要であることを説明し、なるべく面会の機会を多くとるように話す。

参考資料:標準看護計画

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