1 看護診断・社会的孤立:成人
看護診断名と要因
- #1 ボディイメージの変化による仲間との交流拒否に関連した社会的孤立:成人
- #2 伝染性疾患や治療上の必要の為の隔離に関連した社会的孤立:成人
- #3 失業による役割喪失、失業や離婚などによる対人関係の変化に関連した社会的孤立:成人
- #4 身体可動性の障害による他社との交流困難に関連した社会的孤立:成人
- #5 長期入院による社会生活への変化に関連した社会的孤立:成人
- #6 加齢による身体的活力や耐久力の減退に伴う仲間との交流困難に関連した社会的孤立:成人
- #7 家族や地域との不適切な支援システムに関連した社会的孤立:成人
目標
- 自分の思いを表現できる
- 家族友人と有効な交流の方法を見いだせ、つながりが持てていると実感できる
観察項目
- 1 食事の摂取量、睡眠状態
- 2 表情
- 3 活動状況
- 4 セルフケア能力の程度
- 5 人間関係
- 6 他者との交流の状況
- 7 キーパーソンは誰か
- 8 趣味や得意な事
- 9 病気や治療状況について理解の程度と受け止め方
- 10 ボディイメージの変化の捉え方や羞恥心の有無
- 11 ストレスの有無と対処方法
- 12 家族機能の状態
ケア項目
- 1 孤立の原因をアセスメントする
- 2 共感的受容的態度で対応し情報収集し、医療者間で情報の共有化を図る
- 3 他者との交流が持てるよう支援する
- 4 地域社会との交流が可能な限り維持できるように支援する
- 5 好きな事や趣味などで気分転換が図れるように支援する
- 6 ボディイメージの混乱や羞恥心が軽減できるように援助する
- 7 グループ活動の間は患者のそばに居て安心感を持たせる
- 8 好きな作業や活動ができるように支援する
- 9 どの活動においても参加、不参加を問わず声をかける
- 10 社会とのつながりができるだけ持てるように支援する。積極的に地域のイベントなどには参加を促す
教育項目
- 1 患者家族には社会との接触の必要性を説明する
- 2 家族も治療者の一員であることを説明する
- 3 家族には面会や外泊、外出の必要性を説明する
「社会的孤立の看護計画」はこちらです→「社会的孤立の看護計画」
2 看護診断・社会的孤立:小児
看護診断名と要因
- #1 入院中同年代の友人がいないことによる話し相手の不足に関連した社会的孤立:小児
- #2 治療上、隔離が必要な状態に関連した社会的孤立:小児
- #3 長期入院生活を送ることによる友人仲間からの別離に関連した社会的孤立:小児
- #4 ボディイメージの変化、奇形や障害を持っていることによる仲間との交流拒否に関連した社会的孤立:小児
- #5 家族のサポート不足に関連した社会的孤立:小児
目標
- 自分の思いを表現できる
- 仲間との交流を持つことが出来る
観察項目
- 1 発病前後の交友関係について
- 2 行動の変化の有無
- 3 キーパーソンの有無
- 4 友人についての価値観、思い
- 5 所属していたクラブ、部活への参加の思い
- 6 趣味は何か、社会活動への参加の有無
- 7 ストレスの対処の仕方
- 8 他者との交流の状況
- 9 ボディイメージの変化の捉え方
ケア項目
- 1 共感的受容的態度で対応し、信頼関係を築く関わりをしながら情報を得る
- 2 社会とのつながりができるだけ持てるように支援する
- 3 ボディイメージの変化ができるだけ緩和できるよう帽子やかつらなどの使用を勧める
- 4 入院中の子供との関わりを遊びを通しながら持つ
- 5 好きな事、興味を持っていることが出来るよう配慮する
- 6 病棟で行う遊びの行事にできる範囲で参加を促す
教育項目
- 1 社会との接触の必要性を患児家族に説明する
- 2 孤独感、不安があれば積極的に言葉に出すよう説明する
参考資料:基準看護計画
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