看護診断・性的機能障害
看護診断名と要因
- #1 手術による器質的変化に関連した性的機能障害
- #2 外陰部の変形に関連した性的機能障害
- #3 精神的ストレスに関連した性的機能障害
- #4 射精不能に関連した性的機能障害
- #5 性欲の慢性的な低下に関連した性的機能障害
- #6 性行為に対する恐れの発言に関連した性的機能障害
- #7 ストーマ造設によるボディイメージの低下に関連した性的機能障害
- #8 パートナーの不足及び理解不足に関連した性的機能障害
- #9 加齢による身体の変化
目標
- 治療による性機能への影響が理解できる
- 今後の性生活に対する思いが表現できる
- 性生活に対しパートナーと話し合え、受容できる
観察項目
1 言葉による性機能障害の恐れに関する表現
2 手術や予後に関する不安の内容
3 性的ニーズの把握、性機能低下
4 卵巣摘出による性ホルモン低下に伴う症状
5 性の喪失に関する思い、ボディイメージに関する思い
6 精神的ストレス
ケア項目
1 性的ニーズをアセスメントする
2 性的ニーズを充足できるように援助する
3 不安や恐れ、疑問が表出できるような機会、気分的にリラックスできるような環境に配慮し、思いを把握する
教育項目
1 女性の場合性行時にはゼリーが有効であることを指導する
2 成功は医師の許可があれば問題ないことを説明する
3 恥ずかしがらずに悩みを話すように説明する
4 卵巣欠落症状が強い時は薬物療法もあることを説明する
5 性的満足を得るための別の方法や補助具の利用など具体的に説明する
参考資料:基準看護計画
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