看護診断・非効果的個人コーピング:小児
看護診断名と要因
- #1 入院の長期化に伴うストレスに関連した非効果的個人コーピング:小児
- #2 両親の不十分な愛情による自尊的感情の低下に関連した非効果的個人コーピング:小児
- #3 家族関係が希薄で不十分なサポートシステムに関連した非効果的個人コーピング:小児
- #4 自分の感情が表出できないことによるストレスに関連した非効果的個人コーピング:小児
- #5 社会性が未熟であり相談できる友人の不在に関連した非効果的個人コーピング:小児
- #6 病院が居心地の良い状態で将来について意思決定できない事に関連した非効果的個人コーピング:小児
- #7 自分の病気は他の人よりも大変だという思いが強く、自分自身を客観視できない事に関連した非効果的個人コーピング:小児
- #8 入院による家族からの分離に伴うストレスに関連した非効果的個人コーピング:小児
目標
- ストレスの内容を言葉に出して言える
- ストレスを軽減する方法を見出すことが出来る
- 自分のしたいことが見つけられ、自分のことが自分で決められる
観察項目
1 生育歴、性格、家族構成、親子関係
2 友人関係、学校での様子
3 日中の活動の状況
4 不安の訴え、表情、感情、行動、緊張感、コミュニケーションの方法
5 ストレスへの対処行動への把握、過去の経験
6 一番信頼している人は誰か
7 自分の病気をどう思っているか
8 将来への希望の有無
ケア項目
1 児との接触を多くしコミュニケーションを図る
2 入院時出来るだけ親しみやすい環境を整えたり、遊びを通し児をリラックスさせる
3 本人が事故を表出できるように環境を整え、リラックスさせ支持的態度で接する
4 児の良い面は十分に褒めて認め、自信を持たせるように関わる
5 受け持ち看護師を中心に会話やケアを進めていく
6 家族が児を理解し支援できるように援助する
7 他児と遊びや学習を通して、関わりが持てるように援助する
8 患児の強みを見出しストレスの対処方法を親と患児と一緒に見つける
9 自分で意思決定ができるように確認しながら接する
教育項目
1 家族に児も家族の一員であることを伝えてもらう
2 家族に児に対して受容的態度で接するように指導していく
参考資料:基準看護計画
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