看護診断・霊的苦悩
看護診断名と要因
- #1 身体の一部または機能の喪失による罪の意識、羞恥心に関連した霊的苦悩
- #2 病気の末期による信念の動揺、罪の意識、髪への怒り、死への恐怖に関連した霊的苦悩
- #3 持続する強度の苦痛体験に関連した霊的苦悩
- #4 流産早産による罪の意識に関連した霊的苦悩
- #5 プライバシーの欠如による宗教的ニードの不足に関連した霊的苦悩
目標
- 罪悪感、恐怖が減少したと表現できる
- 心身に有害でない方法で宗教的儀式が行える
- 自己の置かれた状態が受け入れられ安らかな表情になる
観察項目
1 信仰の有無と宗派
2 信条、宗教に伴う儀式の有無
3 表情、怒り、罪の意識、引きこもりの有無
4 宗教に伴う食生活に関連する言動
5 今までの価値観
6 死後の世界に対する考え方
7 家族又は宗教上のキーパーソン
8 睡眠状態
9 疼痛の有無の程度、疼痛に対する思い
ケア項目
1 信仰している宗教を尊重して、傾聴的な態度で接する
2 患者の手を握ったりタッチングする
3 お守りなどを用いても良いことを伝える
4 瞑想ができるよう環境の調整を行う
5 宗教上の儀式ができるよう環境、時間、人的配慮をする
6 他患者とのプライバシーの調整をする
7 宗教上の理由での食事への配慮をする
8 睡眠への援助をする
教育項目
1 宗教上のニーズについての希望があれば遠慮せず話すように伝える
参考資料:基準看護計画
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