心拍出量減少の看護計画

その他の看護計画

病棟で使用している看護計画を紹介します

  •  心疾患や腎疾患で顔や足がむくんでいる患者さんは少なくないです。水分摂取量を制限される患者さんは口渇や空腹を訴えます。
  •  排尿量を測定し食事摂取量をチェックし、カロリーと水分量を把握し一日の補液量が決まります。経口摂取がうまくできない時には補液量が増やされます。
  •  心疾患になると水分制限されますから患者さんはきついです。糖尿病を併発している患者さんもいます。水分制限に食事摂取制限が加わりますから、さらにきつくなります。
  •  「死んだほうがましだ」「この歳になってから食べたいものを食べて死んだ方が良い」などと言う患者さんもいます。そんな患者さんに対応するのは容易ではありません。
  •  水分摂取されている患者さんには氷片を提供するなど工夫もしますが、患者さんの苦痛を代弁し医師に伝えることも大切な看護師の仕事です。
  •  看護計画に患者さんの個別性を出すために、必要な部分があれば捕捉し、
  •  不必要なところがあれば削除して使用します。

#1心拍出量減少

S:

・ 不整脈

・ 徐脈

・ 心電図の変化

・ 心悸亢進

・ 頻脈

・ 浮腫

・ 倦怠感

・ 心雑音

・ 体重増加

・ 冷たい湿った皮膚

・ 呼吸困難

・ 乏尿

・ 皮膚の色調の変動

・ 血圧値の変動

・ 咳嗽

・ 起坐呼吸

・ 不安

・ 落ち着かない

・ チアノーゼ

E:

・ 心拍数の変調

・ 心拍リズムの変調

・ 1回排出量の変化

心拍出量減少の短期目標

・ むくみが取れる

・ 呼吸が楽になる

・ 発作が起きない

・ 脈が安定する

・ 血圧が安定する

・ 体重の増加がない

・ 心不全が治癒する

・ 精神的に安定する

心拍出量減少の観察計画(OーP)

① バイタルサイン(血圧、呼吸状態、体温、SPO2、脈拍、チアノーゼの有無、肺雑音などの観察)意識状態

② ADLの状況

③ 水分出納、経口水分量、尿量

④ 自覚症状の有無と程度(動悸、呼吸困難、食事摂取量倦怠感、眩暈)

⑤ 抹消循環状態(冷感、浮腫の有無と程度)

⑥ 体重の増減

⑦ 脱水症状、発汗の増加、口渇、皮膚の乾燥⑧検査データチェック

心拍出量減少のケア計画(TーP)

① 指示の薬剤を確実に予約する、輸液の管理を行う

② 急変時に備えて酸素吸入、吸引等準備、酸素吸入の管理)

③ 症状に応じて安静を促す

④ 呼吸困難があれば安楽な体位をとる(起坐呼吸又はファーラー位)

⑤ 水分制限内で経口水分量を管理

⑥ 不安を抱かせないようにコミュニケーションをとったり、思いやりのある温かい態度で接する。

⑦ 排便の管理

⑧ 保温、環境整備

⑨ 寝衣、寝具の工夫(胸頸部を締め付けないゆったりしたもの)

⑩ 浮腫部位の圧迫防止

⑪ 感染防止(清潔の保持、排泄の管理)

心拍出量減少の教育計画(EーP)

① 異常な症状があれば報告するように指導する

② 安静度の重要性を話し、指示を守るように指導する

 

参考資料:標準看護計画

料理チャンネル→https://www.youtube.com/channel/UCmnwzyXL0ZcT–wDGFuMW5A

コメント

タイトルとURLをコピーしました