共同問題・合併症の潜在的状態:流早産
産科系患者の共同問題
合併症の潜在的状態:流早産/胎児仮死/子宮内感染/胎盤早期剥離/子癇/子宮破裂/分娩前出血/分娩後出血/産褥熱
目標
- モニタリングと医師の指示の実施
観察項目
1 バイタルサイン
2 内診所見:子宮口の拡大、出血、早産原因、流産出血、
3 腹部の所見:子宮収縮の有無、陣痛発作時間と間隔、腹部の圧痛や激痛の有無
4 不正出血(性状、量)
5 破水の有無(性状、量)
6 検査データ:腎機能、肝機能
7 常位胎盤早期剥離症状:下腹部の持続的激痛、収縮
8 子癇前駆症状:頭重感、頭痛、眩暈、不眠、悪心、嘔吐
9 けいれん発作の有無とタイプ(間代性、硬直性)
10 水分出納
11 浮腫の有無、部位、程度
12 体重増加の有無と程度
13 悪露の状態、性状、量、臭気の有無
14 外陰部の創状態や血腫の有無
15 尿閉や残尿感の有無
16 胎児の状態:胎児心音、胎動の有無と状態
ケア項目
1 安静の保持ができるよう援助する
2 努責をかけずに排便ができるよう、指示の薬剤を与薬する
3 排尿のコントロールを図る
4 指示された薬剤を正確に与薬する
5 胎児の異常を早期に発見し医師に報告する
6 復古不全持は子宮底を冷やしたり輪状マッサージを行う
7 急変時に備えて酸素吸入、吸引、救急カートをすぐに使えるように準備する
教育項目
1 異常な症状があればすぐに報告するように指導する
参考資料:基準看護計画