共同問題・合併症の潜在的状態:ショック
筋・骨系患者の共同問題
合併症の潜在的状態:出血/ショック/感染/神経障害/関節転移/静脈血栓症/筋区画症候群
目標
- モニタリングと医師の指示の実施
観察項目
1 バイタルサイン
2 創部やドレーンからの排液の性状と量
3 出血にともなう血圧や脈拍の変動
4 上肢や下肢の循環障害の有無:爪床色や皮膚色の不良、浮腫、腫脹、動脈の触知、冷感
5 神経障害や運動障害の有無:手足の関節の背屈運動、しびれ
6 疼痛の程度:他動運動による疼痛の増強、
7 下肢の圧痛、異常な熱感、発赤、四肢の浮腫と硬結の増加
8 ホーマンズ徴候の有無
9 検査データ
10 股関節の異常の有無、大腿骨頭上の膨隆、患肢の異常な回旋
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ケア項目
1 観察を密にし、異常があれば医師に報告する
2 股関節置換術後は指示されたベッド上安静を守る
3 体位変換は健側を下にする
4 体位変換は三角スポンジを股間に挟んで、患肢を30度外転し、健側の下肢を屈曲させて看護師二人で行う
5 急変時に備えて酸素吸入、吸引、救急カートをすぐ使用できるように準備する
教育項目
1 異常な症状があればすぐ医師に報告するように指導する
参考資料:基準看護計画