共同問題・合併症の潜在的状態:痙攣重積発作
小児の共同問題
合併症の潜在的状態:痙攣重責発作
目標
- モニタリングと医師の指示の実施
観察項目
1 バイタルサイン:血圧、脈拍、呼吸、体温
2 頭蓋内圧亢進症状と髄膜刺激症状の有無:
①不機嫌、不穏、大泉門緊張の膨隆の有無
②頭痛、悪心、嘔吐、頸部硬直の有無
③瞳孔散瞳、瞳孔散大、対光反射の有無
④意識状態の低下の有無
⑤血圧上昇や徐脈の有無、呼吸状態の変動
3 けいれんと有無とタイプ(強直性、間代性)痙攣部位、持続時間、けいれん発作の間隔
4 けいれん発作の誘因は何か
5 抗痙攣剤服用の有無と血中濃度
6 検査データ:WBC、CRP、髄液、CT、MRI
ケア項目
1 医師の指示により抗痙攣剤を準備する
2 急変時の備えて酸素吸入、吸引、救急カートをすぐ使用できるように準備する
3 発作中患者のそばを離れない
4 発作時にはカーテンを引きプライバシーを保護する
5 呼吸抑制時は気道を確保する
6 咬舌を予防する
教育項目
1 異常な症状があればすぐに報告するように指導する
参考資料:基準看護計画