間質性肺炎患者の看護過程アセスメント

アセスメントの視点と根拠・起こりうる看護問題

1合併症および低酸素血症発症の観察

肺の障害が短期間のうちに広範囲にわたって生じるため、休息に咳や息切れの症状が悪化する可能性がある

・乾性咳嗽、呼吸困難、ときに感冒用症状の出現を観察する

・診断にあたっては、チアノーゼや炎症所見、血液性化学検査、肺機能検査、動脈血ガス分析、胸部X線検査を行う。症状と検査データからアセスメントする

・症状発見のための参考として難病情報センターや各医療機関のホームページなどを活用する

起こりうる看護問題:咳嗽・窒息感がある、呼吸困難や合併症出現による日常生活への支障、呼吸困難による不安、身体運動の低下、十分な栄養が摂取できない

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2呼吸困難の出現状況、程度の観察

呼吸困難に陥ると死への恐怖や疾患・症状に対する不安が生じる。また、いちどでも呼吸困難を経験すると、再び苦しくなるのではという不安が常に付きまとう

・自覚症状として労作時の息切れと乾性咳嗽、喀痰を認める。進行性の疾患のため患者は不安を抱えて生活を送るようになる。どのような時に呼吸困難を呈するのか確認する

・日常生活動作の工夫や体動時の息切れへの対応方法について確認する

・軽度の場合は疾患に対する認識や疼痛の理解が乏しいこともあるので、疾患に対する知識や受け止め方を把握する。腹式呼吸法が実施できるかどうかを確認する

起こりうる看護問題:咳嗽・窒息感がある、呼吸困難や身体症状の変化に対する不安、呼吸困難に伴うADLへの支障

3患者家族の心理・社会的側面の把握

患者家族が疾患をどのように理解しているかを確認する

・疾患予後に対する認識は服薬行動に影響を与え、さらに治療の効果や継続を左右しQOLに影響する

・QOLの変化は家族に身体的、精神的な不安をかけるため支援する

起こりうる看護問題:疾患・予後に対する不安、呼吸困難により十分な睡眠がとれない、精神的・社会的負担

間質性肺炎患者の看護計画はこちらです

参考資料:疾患別看護過程