水溶性と脂溶性のルテイン
ルテインに水溶性と脂溶性があることを知りませんでした。
ルテインはもともと脂溶性なので、ルテイン製剤の多くは脂溶性なのだそうです。
脂溶性なので水には溶けないわけで、ルテインを摂取するときには油物と一緒に摂取するのが効率的なのです。
油物の食事を食べた後にルテインを摂取するとか、そんな工夫が必要だったのです。
1日のうちで、いつでも都合の良い時にルテインの錠剤を飲むという方法では、表記されているルテイン量の半分も摂取できない可能性もあります。
その知識をもっと早く知りたかったと思います。
そうすればもっと早い時期に、年齢とともに体から減少していくルテイン量を正確に補充できたでしょう。
フリー体ルテインとエステル体ルテイン
ルテインには、フリー体ルテインとエステル体ルテインがあります。
フリー体ルテインとは、体の中にあるルテインと同じ性質なので、体内に吸収しやすくすぐに必要なところ(※例えば目とか)へ行って働くことができます。
目にルテインが存在していることは知られていますが、そのほかにも乳房や子宮、腸や肌に存在しています。
ルテインは抗酸化物質として、活性酸素のせいでさびつく体を守る働きをします。
ルテインは目に存在しているけれど、加齢とともに減少していきます。
そしてルテインをが減少することで、目を守る働きをすることができなくなります。
それで加齢とともに、目の不調が表れてくるのです。
白内障や眼精疲労、黄斑変性症や飛蚊症などが徐々に年齢を重ねるたびに現れてきます。
ルテインを補うことで目の症状が改善できるのです。
フリー体ルテインが体内へ吸収されやすい
エステル体ルテインは、フリー体ルテインに脂肪酸がくっついたルテインです。
体内へ入っても、フリー体ルテインのようにすぐに吸収されません。
まず脂肪を分解してフリー体ルテインに変換しなければ吸収されないのです。
変換するときには目に必要なビタミン類も多量に使われてしまいます。
そして、体内に吸収される量も、ルテイン製剤に表記されているルテイン量の半分くらいに減ってしまいます。
ルテインを摂るときには、フリー体ルテインにするのが効率よいことがわかります。
そのことを私は最近知ったので、それからは体に良いルテインを摂取しています。
確かに目のしょぼつき感は減少しています。
肌や腸にもルテインは存在しているといいます。
目に十分ルテインがいきわたったら、今度は肌や腸でも働いてくれると思います。
「腸の調子が良いと肌あれもなくなる」と言われる理由がわかった気がしました。