がんを防ぐ食生活について

がんという病気とは?

日本で1981年以降、死因のトップにあるがんです。

がんは細胞の遺伝子に傷がつき、そのがん化した細胞が無制限の増殖し、死をもたらす病気です。

日本ではがんの中でも胃がんの発生率が高いです。

塩辛いものや熱いものは、食道や胃を刺激するので、食べるのをなるべく控えたほうが良いといわれます。

アメリカでは塩漬けや燻製食品をあまり食べなくなり、胃がんの発生が減少したといわれています。

アメリカでは1940年ころから、約50年で胃がんの発生が3分の1に減少したというデータもあります。

塩と胃がんの関係

胃がんの原因となる塩は1日に6gまで

胃の表面を保護している粘膜層は、粘膜細胞の働きで、細胞をがん化する発がん物質から胃を守っています。

しかし、濃い塩水が胃に入ると、発がん物質が胃の組織の奥まで簡単に入り込み、増殖を始めてしまいます。

日本人が1日に食べている塩分は平均で13,2gです。

減塩調理をしても、醤油やソースなどの調味料で、塩分が加算されてしまいます。

野菜果物はがんに良いの?

野菜や果物に含まれるβカロチン、繊維、ビタミンC、葉緑素などが発がん物質の発生を抑制すると考えられています。

現在日本人の食べる野菜は1日平均428g強で、基準は満たしています。

しかし独り暮らしや外食に偏りがちな食生活では、野菜や果物は不足しがちです。

インスタント食品にも野菜を添えるなどし、努めて食べるようにしたいものです。

がんに強いのは洋食?和食?

ご飯を茶碗3杯で約600gなので、一般的には穀類の基準値は満たしています。

しかし、最近の調査では、若い人を中心に穀類の摂取が減少している傾向にあります。

肉類は1日80g以下が基準だが、ステーキや焼き肉、ハンバーガーなどを食べると、80gはすぐに超えてしまいます。

日本人の1日平均の肉摂取量は61,9gですが、若年から中年層の多くは基準をオーバーしていると思われます。

野菜や穀類中心の食生活はがん予防に、理想的な食生活といえます。

がんを予防する食生活の14か条(九州大学医学部、廣畑富雄教授)

・動物性ではなく、植物性の食品を主体とした食事にすること。

・肥満を避け、成人してからの体重増加を5kg以下に抑えること。BMI18,5~25

・1日1時間の速歩に加え、週1時間の活発な運動をする。

・1日400~800g(5皿以上)の野菜、果物を食べること。

・1日600~800gの穀類やイモ類豆類を食べること。

・飲酒は勧められない。どうしても飲む場合は男性で1日平均日本酒1合(ビールなら中1本)女性はその半分まで。

・1日に食べる赤肉は80g以下にすること。魚や鶏肉は望ましい。

・脂肪が多い食品は控えること。適当な植物油を控えめに使うこと。

・塩分の多い食品を控え、調理や食卓での塩の使用を控えること。香辛料やハーブを使用すること。塩分は1日6g以下とする。

・常温保存しカビ毒に、汚染されているかもしれない食べ物は食べないこと。

・腐敗しやすい食品は冷蔵庫に保存すること。

・添加物、汚染物質は適切に規制されていればあまり問題はない。しかし規制が不十分な場合は危険になりうる。

・黒焦げになった食べ物は食べないこと。直火で焼いた肉、魚、塩辛燻製の肉類はたまに食べる程度にすること。

・栄養ほじゅ食品はここで上げた食生活をしていればがんの危険を減らすためには不必要である。

まとめ

胃がん予防のためには、洋食よりも和食が適しているようです。

しかし和食を摂取していても、日本人の塩分好きのために、がんのリスクを上げているのも事実のようです。

薄味の和食と、果物や野菜の多い食事が理想的です。

がん予防のための14か条は、頭では理解できますが、実行をしようとすると、なかなか大変だと思います。

しかし、病気の予防だということを真剣に考えれば、実行できないこともない気がします。

参考資料:ためしてガッテン