天気が悪いと痛み出すのはなぜ?

そもそも天気痛って何?

天気が悪いと、頭痛や腰痛、ひざ痛や肩痛、何年も前にけがをした部分が痛むなどという経験をした人は少なくないと思います。

天気が悪い雨の日など、体の弱い部分が痛むなることを天気痛といいます。

症状は様々です。

もすぐ雨の降ることを、天気予報のように体で察知する人もいます。

なぜ痛みが、天気に左右されるのかについて調べてみました。

悪天候で痛みが悪化?

「寒くなると神経痛が悪化する」「雨が降ると古傷が痛む」という話はよく聞きます。

日本人の3人に一人はこのような経験をしているといわれます。

この現象は、日本ばかりではなく世界共通の悩みなのだそうです。

天気痛に悩む人の中には、雪が降る1~2週間も前から足が痛くなるという人もいます。

痛むだけではなく、皮膚が赤くなり腫れてしまう人もいます。

実はこの天気痛の犯人は内耳にある気圧センサーが関係していました。

天気痛を引き起こすのは脳のストレス

天気痛のある人に、気圧などを自由に変えられる部屋で、痛みの具合で天気予報をしてもらった実験結果があります。

天気予報の的中率は100%です。

ところが高層ビルのエレベーターに乗った後に再び実験を行うと、激しい天気痛が現れた、予想はすべて外れてしまったのです。

これはエレベーターの上り下がりで、気圧が急激に変化し気圧センターが興奮したためです。

脳は混乱状態で大きなストレスを感じたのです。

ストレスで交感神経が興奮し、古傷が痛んだり持病が悪化したりします。

天気痛のある人は気圧センサーが非常に敏感で、一般的な人の3分の1程度の刺激でも反応し、不快感は3倍も持続するといいます。

天気痛治療薬とは?

専門家によると、天気痛は市販の「乗り物酔い止めの薬」で改善するといいます。

理由は、酔い止め薬に内耳の神経を鎮めて、内耳の中にあるリンパ液の流れを抑える働きがあるからです。

天気痛も内耳の神経が興奮して起こるため、効果が期待できます。

ポイントは、天気痛の予兆を感じた時に飲むことです。

予兆を感じた時に飲むことで、痛みが強くなるのを抑えることができます。

(※予兆:耳が詰まった感じ、眠気、頭がぼーっとする、めまい、首や肩が重くなる、こめかみが締め付けられるなど)

飲み合わせなどもありますから、かかりつけ医視野薬剤師に相談して購入するとよいです。

ストレスをなくせば天気痛が鎮まる

私たちが何らかの痛みを感じると、脳の側坐核という部位が活性化し、痛みを抑える脳内麻薬が働き始めます。

脳内麻薬の鎮痛効果は、モルヒネの6,5倍にも相当するといいます。

しかし、ストレスがあると、側坐核の働きが悪くなり、脳内麻薬の量も少なくなります。

小さな刺激でも強い痛みを感じたり、痛みが長引いたりします。

ストレスを減らせば、側坐核が活性化し、鎮痛効果が高まると考えられます。

週間予報を見て、何曜日には痛みが楽になると考えるだけでもストレスは減少し、痛みを和らげる効果が期待できます。

まとめ

天気のせいで体が痛む経験は、若い人はともかく中高年であればほとんどの人が経験していると思います。

それが内耳の気圧センサーのせいで、乗り物酔い止めの薬で改善するとは予想外です。

また、もともと体に備わっている、せっかくの脳内麻薬がストレスのせいで働かなくなることは、なんとか回避したいものです。

天気痛を防止するためにも、ストレスを解消する方法を見つける必要がありそうです。

参考資料:ためしてガッテン

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