いつまでも続く咳は大人の喘息?

いつまでも続く咳の原因は?

風邪が治った後も咳が出る状態が長く続いた人が、突然呼吸困難に襲われることがあります。

または、なかなか治まらない咳に悩まされている人は多いです。

もしかしたら、なかなか治らないその咳は、大人ぜんそくが原因になっているのかもしれません。

子供のぜんそくの場合は、7割くらいは大人になったら治ります。

大人になってから発症する喘息は、治りにくく死亡者数が多いのも特徴です。

現在、大人喘息にかかっている日本人は、150万人以上に上るといわれます。

大人喘息の怖い窒息

大人喘息の症状が軽い咳や息切れでも、悪化すると窒息を招きます。

ウイルスなどの異物の侵入を防ぐため、気管支には綿密な防御システムが備わっています。

異物が侵入すると、まず粘液を分泌します。

粘液が通り道をふさぎ、異物を捕まえます。

気管支の平滑筋が異物(痰)を排出します。

ウイルスが体内に入ると免疫細胞がウイルスを攻撃します。

その時に好酸球(白血球)も気管支に集まり、ウイルスではなく気管支をやっつけ始めます。(好酸球の大暴走で原因不明)

好酸球により傷ついた気管支は、平滑筋を内側に厚く太らせてしまいます。

そのため気管支の内部は狭くなり、少しの刺激で空気が通らないほど閉じてしまいます。

これが大人喘息の窒息です。

大人喘息の発作はいつ起きる?

好酸球の暴走がなぜ起きるかわかっていません。

一度この喘息にかかると、自覚症状がないまま悪化し、突然強い発作に見舞われます。

好酸球で傷めつけられた気管支は、敏感になりわずかな刺激でも反応し、せき込みやすくなります。

突然せき込み、なかなか止まらないだけでなく、呼吸が困難になります。

大人喘息の発作を引き起こす刺激になるのは、

・怒り・ストレス・香水の匂い・たばこの臭い・低気圧・風邪・乾いた空気・冷たい空気などです。

大人喘息の別名は「慢性剥離性好酸球性気管支炎」といいます。

こんな症状の時は外来へ

・アレルギー体質がある

・深夜から早朝にかけて咳が出る

・息切れする。またはぜーぜー、ヒューヒュー喘鳴がある

・風邪の後、3週間以上咳が続くことが度々ある

・現在咳が2か月以上続いている。

まとめ

風邪は治っても、長く咳が続く場合は大人喘息の可能性があります。

自覚症状がなくつらくなくても、突然、呼吸困難に襲われる可能性があります。

大人喘息は、少しの刺激で発作が始まります。

咳が長く続く場合には、呼吸器内科を受診するのが安全です。

参考資料:ためしてガッテン

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