笑うと免疫力が高まる理由は?

笑うことで血液中の老廃物を排泄

岡山県の伊丹仁朗医師が、笑いと免疫の実験をした結果があります。

20歳から62歳までの男女19人に、寄席で漫才、漫談、喜劇を見せて笑ってもらい、その直前と直後にNK細胞の活性化を調べたのです。

14人のNK細胞の活性が上昇し、笑いが免疫力増強に役立つことが証明されました。

免疫力アップ

米国の大学の報告では、10人の大学生に、ユーモラスな映画とそうでない映画を見せ、免疫の実験をしています。

前後に唾液中の免疫グロブリンAの濃度を測定したところ、ユーモラスな映画を見た後では、免疫グロブリンAが顕著に上昇したという研究報告を出しています。

笑う門には福

笑うと大脳の前頭葉に興奮が起き、それが免疫システムの中枢である間脳に伝達されます。

間脳からは免疫活性ホルモンが分泌され、体内に1億個以上存在するNK細胞の活性を増し、免疫力を高めてくれます。

笑いは脳から快感ホルモンの分泌を促して、うつ気分を追い払い、幸せ気分を作ります。

まさしく笑う門には福来るなのです。

大いに笑うと、1分間の呼吸量を最大で4倍にも増加させ、血液中の老廃物を排泄します。

横隔膜の運動は促進し、腹部内蔵の欠航の増加を促して、血液の浄化、内臓の強化に役立ちます。

また、心臓や循環器系の働きも助けてくれます。

また、笑うと体温が上昇します。

体温上昇は体内の余剰物や老廃物である中性脂肪、コレステロール、尿酸などの生活習慣病の元凶物質の燃焼を促してくれます。

体温上昇は、肝臓や胃腸、肺の血流をよくし、そうした臓器の健康維持や病気の治癒の助けになります。

笑った後は、高血圧、糖尿病、リウマチなどのほか、脳梗塞やがんなどの症状までも緩和されることが最近の研究で明らかにされています。

作り笑いは逆効果

しかし作り笑いは逆効果で、健康を損なうことが明らかにされています。

米国大学の雑誌には次のことが記載されています。

「スチュワーデス、会社の秘書、デパートの店員など、作り笑いを強いられる人は、ストレスから免疫力を低下させ、大病にかかる確率が一般人の2倍になる」というものです。

まとめ

笑うと前頭葉に興奮が起き、免疫活性ホルモンが出るので、免疫力が高まり、がんが自然治癒してしまうこともあります。

笑うことで、うつ気分を幸せ気分に変えることもできます。

体に悪いことは何もないので、笑って生活しなければ損です。

しかし作り笑いはかえってストレスのもとになります。

できれば公私ともに、作り笑いをする生活は送りたくないものです。

参考資料:免疫力が高い人の生活習慣