PEG造設後のリハビリテーション。

PEG造設後のリハビリテーションは?

PEG造設後のリハビリテーションでは、栄養管理が適切に行われたうえで訓練を行うことが可能です。

また半固形化栄養材を使用することで短時間での注入と逆流予防としての効果が可能となり、より安全に十分なリハビリテーションを行うことが可能です。

栄養管理とリハビリテーション

・栄養管理は全ての疾患治療に共通する基本的医療の一つであり、リハビリテーションを行う上でも重要な要素となります。

・生体が飢餓状態に陥った際には、肝臓や筋肉のグリコーゲンを優先的に分解します。

さらに蛋白質が崩壊しアミノ酸を生成し、其れを基質とし糖新生や生命維持に必要なたんぱく質を作り出すようになります。

したがって骨格筋や平滑筋までも委縮し始め全身の機能低下につながります。

・高齢者は加齢性筋肉減少症を認めることが多く、良質なたんぱく質を中心とした適切な栄養管理が重要です。

栄養管理法の違いがリハビリテーションに及ぼすメリットとデメリット

・栄養管理法選択の大原則は経静脈栄養より経腸栄養、経腸栄養よりも経口栄養であるとされています。

・リハビリテーションが必要な症例の中には経口栄養が不能な場合があります。

・経静脈栄養では必要な栄養素が十分に投与できないことがあります。

・経腸栄養においても経鼻経腸栄養を選択した場合、長期留置における患者さんの苦痛や胃食道逆流とそれによる肺炎、食道潰瘍や美容上の問題などが起こることがあります。

・経鼻経腸栄養では摂食嚥下障害患者においては、カテーテル留置による嚥下反射の減弱やカテーテルが邪魔になり嚥下運動が妨げられます。

・しかしPEGに関しては上記の問題が解決され比較的短時間での投与が可能な事からスムーズにリハビリテーションを行うことが出来ます。

 

PEG造設後にリハビリテーションを行うことによる効果

・PEG造設後にリハビリテーションを行うことで、必要なエネルギーや栄養素を安全に十分投与したうえで訓練を行うことが出来ます。

半固形化営養材使用によるメリット

・PEG造設後のリハビリテーションにおいてのメリットに栄養材の半固形化が考えられます。

・短時間で投与できることから、リハビリテーションやADLの時間が十分に確保できます。カテーテルを気にしなくても良いというメリットもあります。

ワンポイントアドバイス

PEGが造設され、適切な栄養管理が行われればリハビリテーション関連職種と連携し、摂食嚥下訓練なども含め、しっかりとその後のリハビリテーションを行いましょう。

また半固形化栄養材を用いれば、さらにリハビリテーション流行りやすくなります。

参考資料:胃瘻管理Q&A