社会的孤立の看護計画

病棟で使用している看護計画を紹介します

  • 現代では一昔前のような大家族は減少しています。大家族は本当に少なく各家族の家庭が殆どでしょう。その家族も高齢になればなるほどドンドン家族が減りついには自分一人という事になります。
  • 元気な高齢者でも社会とのつながりは徐々に減り、孤立化していく事が多いようです。年齢と共に耳が不自由になり足腰が弱ってくると、他人との関わりが億劫になりまた煩わしくもなってきます。
  • 特に一人暮らしで長く自由に暮らしている高齢者には社会やご近所との付き合いも面倒になってくるのです。それは珍しくは無くむしろ自然な事なのかもしれません。高齢者の孤立死は社会的問題になってきています。
  • 良いこととは考えていなくても、自然に徐々に孤立化していくのですね。周囲の人の関心や援助は高齢者にとって必要なものになっています。
  • それぞれの患者さんの個別性ある看護計画にする為に、足りない部分を補足して、不要の部分を削除して使用します。

#1 社会的孤立

  • S:役立たずだという感情・人に拒絶される恐怖・他者への接触欠如・引きこもり・支持してくれる人がいない・打ち解けない・他者から強いられる孤立感

    E:身体可動性の障害による他社との交流困難・片麻痺・失禁(羞恥心、悪臭)・過度の不安・うつ状態

 

社会的孤立の短期目標

  • ①他者との交流ができる
  • ①自分の思いを表現できる
  • ①他者との会話が楽しめる
  • ①有意義な人間関係ができる
  • ①家族、友人と有効な交流の方法が見いだせる


社会的孤立の観察計画(OーP)

  • ①表情(表情の乏しさ、活気の有無)言動、行動
  • ②活動状況(他社との交流状況、1日の過ごし方)
  • ③人間関係(家族、友人、入所者、職員)
  • ④ADLの程度(自立度、依存度)
  • ⑤家族との交流状況やサポート状況、社会歴
  • ⑥睡眠状況


社会的孤立のケア計画(TーP)

  • ①孤立の原因を明らかにする、職員間で情報収集し情報の共有化を図る。
  • ②共感的、受容的態度で対応する。
  • ③他者との交流が持てるように支援する(病棟レク参加、テレビ鑑賞、散歩など)
  • ④趣味など好きなことで気分転換を図る。
  • ⑤グループ活動時は本人のそばに居て安心感を図る。活動において参加不参加を問わず声をかける。
  • ⑥共通の話題ができる他者が周りにいるように配慮する。
  • ⑦本人の話を傾聴する。
  • ⑧症状により励ましをしない。
  • ⑨信頼関係をつくる。
  • ⑩精神科ドクター、診察、内服の検討。
  • ⑪衣類の汚染、失禁などがあれば速やかに交換する。

教育計画(EーP)

  • ①家族に面会、外出、外泊の必要性を説明する。
  • ②自己の欲求や感情を口に出して言うように説明する。
  • ③悲観は当然で正常であることを説明し意識づける。

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