エコー下腎生検における看護計画

エコー下腎生検における看護計画

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#1検査に対して種々の不安がある

目標:検査に対して十分理解できる。床上排尿と30秒の腹臥位呼吸停止ができる

OーP(観察)

1 検査に対する知識

 a 病識と検査の必要性

 b 検査について医師から説明を受けた後の理解度

2 排便の状態

3 睡眠の状態

4 尿の性状、1日尿量、尿回数

TーP(実施)

1 腹臥位で30秒の呼吸停止、可否のチェック

2 床上排尿練習の確認

3 検査前日の下剤与薬:量は患者の排便習慣に応じて調節

4 中止薬の確認:医師の指示で中止となる薬剤がある場合は原則として看護師預かりとする

EーP(教育)

1 腎生検用パンフレットを配布してオリエンテーションを行う

#2検査に対する緊張感、恐怖心が大きい

目標:緊張感、恐怖心が緩和されリラックスした状態で検査を受けられる

OーP(観察)

1 VS:特に発熱の有無

2 下剤の効果:排便の有無、残便感の有無

3 前夜の睡眠状況

4 絶食の再確認

5 排尿練習の成果

TーP(実施)

1 排便がない又は残便感がある場合はグリセリン浣腸を施行する

2 検査前の服薬が必要な場合は少量の水で内服介助をする。検査後の服薬介助を行う

#3麻酔や穿刺による疼痛と体動制限による苦痛がある

目標:検査がスムーズに進み、短時間で終了する

OーP(観察)

1  VS

2 患者の訴え:疼痛の状態、悪心、気分不良、しびれ感

3 抹消循環状態、顔色、意識状態

TーP(実施)

1 エコー下腎生検プロトコールに基づき検査の介助を行う

2 清潔操作に留意:落下細菌に注意する

3 処置室を暗くする

4 患者に適切な言葉かけを行い鎮静を促す

5 輸液の滴下確認、調節を行う

6 医師の指示に従って輸液内に止血剤を注入する

7  病室の室温に気を配り保温に努める

EーP(教育)

1 体動制限、呼吸停止など医師の指示に従うよう説明する

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#4血腫を形成し、安静介助が遅れる恐れがある

目標:血腫を形成せず、早期に体動制限が解除される

OーP(観察)

1 VS:医師の指示

2  第一尿までの時間:特に注意を要する

3 第五尿までの厳格なチェック:排尿時刻、量、比重、色調、潜血の有無と程度

4 穿刺部局所の状態、ガーゼ汚染の有無

5 疼痛部、腰部のだるさの有無と程度

6 砂嚢の圧迫が確実に行えているか否かの確認

TーP(実施)

1 砂嚢除去の時間を把握しその介助を行う

2 患者が腹臥位から仰臥位になる介助を行う:穿刺部の安静を保ちながら行う

3 検査後医師に指示の再確認を行う:安静度、点滴速度、砂嚢除去時間

4 医師の指示に従い飲水テストを行った後、飲水を勧める

5 食事の介助

EーP(教育)

1 体動制限の指導

2 飲水の意義を説明し飲水を促す

3 気分不良時はナースコールをするように説明する

#5肉眼的血尿を認めることがあり不安を抱く

目標:不安を抱かず検査終了の安堵感が持てる

OーP(観察)

1 患者の精神状態の把握

TーP(実施)

1 患者の訴え、話を良く聴く。不必要な言動を避ける

EーP(教育)

1 あらかじめ血尿の推移を説明する

#6同一姿勢をとることにより身体的苦痛がある

目標:苦痛が緩和される

OーP(観察)

1 患者の訴え;疼痛、苦痛の部位

TーP(実施)

1 体位の工夫:安楽枕やバスタオルを使用する

EーP(教育)

1 安静の必要性を再度説明する:理解度の確認

#7止血剤などの使用により気分不良を招く恐れがある

目標:気分不良となった際、適切なケアが受けられる

OーP(観察)

1 患者の訴え:悪心、動悸、頭痛などの観察

2 冷感の有無、顔色の観察

TーP(実施)

1 気分不快時には医師に報告し、輸液調節などの指示を実施する

EーP(教育)

1 気分不快時にはすぐにナースコールするよう説明する

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#8発熱する場合がある

目標:速やかに解熱が図れ、随伴症状が消失する

OーP(観察)

1 熱型の観察、疼痛の有無、疼痛との関係

2 患者の合併症の有無と状態

3 体熱感、悪寒、戦慄の有無、発汗の状態

TーP(実施)

1 発熱時医師報告

2 ガーゼ交換時、一日一回介助する

#9突然、肉眼的血尿が出現することがある

目標:尿の異常があればすぐに、医療スタッフに報告することが出来る。すぐ安静が図られ対症処置、検査が受けられる

OーP(観察)

1 尿の性状、色調、比重、量、血塊の有無

2 血尿出現時の運動状況

3 VS

4 腎エコー検査結果

5 検査データ:PT、PLT、FDP

TーP(実施)

1 医師に報告する

2 尿スピッツに採尿をする

EーP(教育)

1 患者に安静を説明し、臥床を促す

#10腰部の鈍痛や圧痛が出現することがある

目標:疼痛が軽減消失する

OーP(観察)

1 患者の訴え

 a 疼痛の状態:運動による疼痛の増強、疼痛部位

 b 下肢のだるさの有無

TーP(実施)

1 医師に報告する

2 体位、体動の工夫をする

3 医師の診察結果を知り、対象看護を行う

参考資料:標準看護計画

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