入院している患者さんの口腔清拭をする時に、お茶を使用します。
患者さんは開口している人が多く、口腔内は乾燥し、唾液も出ずらい状況です。
唾液がだ無いので、自然と口臭も発生します。
茶カテキンを使用する時
病棟で患者さんに茶カテキンを使用します。
口腔清拭の時にスポジカで口内をせ敷しますが、その時にお茶をコップに入れてスポジカに含ませてすこし絞り使用します。
陰部洗浄や臀部洗浄をするオムツ交換の時にも茶を使用します。
入れ物に入れてその部分にかけて使用します。
口腔清拭には、口臭の予防効果を期待しています。
陰部清拭時には、感染予防などを期待しています。
実際に口臭が軽減します。
しかし、舌苔はなかなか取れずらいです。
気長に丁寧に毎日口腔清拭しなければならなりません。
臀部の状態が良くなります。
何時もオムツをして乾燥をすることが少なくなりがちな患者さんは、オムツや湿疹ができやすい環境にいます。
特に臀部湿疹などのある患者さんには、軟膏処置をしますが、そうでない患者さんの場合にはお茶で洗浄することで、保清と消臭と感染予防を行います。
茶カテキンの効果は?
感染予防にお茶が効果があるようです。
風邪をひいてしまった後にはうがい薬が適しています。
茶カテキンとは、緑茶や紅茶などに含まれている渋み成分です。
抗菌性のウイルス作用を持ち、風邪やインフルエンザの予防に効果があります。
茶カテキンのその他の効用
カテキン殺菌は虫歯予防や口臭予防にも効果があります。
茶カテキンはまた、体脂肪が気になる人の特定保健用食品の成分としても認められています。
生活習慣病の予防という点でも認められています。
肝臓にある脂肪を燃やす酵素に働きかけ、脂肪やエネルギーの燃焼消費を促すと考えられています。
いちにち540グラムの茶カテキンを継続して摂取し、軽い運動も併せて実施しなければならないそうです。
茶カテキンの注意点
お茶1杯には、100グラ目程の茶カテキンが含まれています。
と同時にカフェインも含まれているわけで、その副作用に注意が必要です。
多く摂取した時の副作用には、不眠やイライラ感などがあります。
抗うつ薬やぜんそくの薬など他の薬を内服している時には特に注意が必要です。
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